妻に頼んで、手の届かない背中に湿布を貼って貰ったときのことだ。湿布とは違う小さな冷たい手の感触に文字通り背筋が凍った。慌てて振り返ると、娘が僕を見上げて微笑みながら言った。
「つむちゃん、びっくり箱みたいでしょ?」
背中の冷たさより何より、その詩的表現に驚いていた。
「ちいさな詩人」
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