美しい朝焼けの空の下、誰もいないバス通りを逗子駅までてくてくと歩いた。2016106日木曜の早朝だった。始発のバスにひとり揺られ、自宅へと帰る。海沿いの国道から見える海が今までとは違って見えた。数時間前にこの世界の空気を吸い始めたばかりの我が子の姿がまだ目に焼き付いていたからだろうか。