空が明るくなり始めた頃、窓を開けると同時に強い風に煽られた。海は荒れていた。波と戯れるサーファーたちが頼りない海亀の赤ん坊みたいだった。ラジオの天気予報が関東では今日春一番が吹くでしょうと告げていた。
「春一番と河津桜」
この記事の続きを読む
ポイントで購入して読む
※ご購入後のキャンセルはできません。 支払い時期と提供時期はこちら
- ログインしてください
購入に関するご注意
- ニコニコの動作環境を満たした端末でご視聴ください。
- ニコニコチャンネル利用規約に同意の上ご購入ください。
新着記事
- 「がんばります」 17時間前
- 「小児病棟のサンタクロース」 3日前
- 「全部あと回し」 5日前
- 「手編みの靴下」 1週間前
- 「愛着」 1週間前
コメント
コメントを書く(著者)
>>1
毎年桜の下に立つたびに心の片隅で今年の桜を見ることができなかった人たちのことを思うのは儚さのせいかもしれないですね。
(著者)
>>3
夏は夏でひまわりに想いを馳せたりもしますが、僕の場合は自分で植えたものではないという部分もあるような気がします。もちろん桜だって自分以外の誰かが手入れをして下さっているものなんですけどね。
(ID:48932855)
桜の花は美しさと儚さを感じさせる花ですよね。あと何回見れるのか、人によってはこれからの人生で誰と見るか夢見て見る桜、残りの人生であと何回見れるか思いながら見る桜。桜は人の心に大きく響く木、偉大な植物に思えます。
桜、寒桜が自宅近くにはないので、春が待ち遠しいです。何色に見えるかな、今年は。