「子供たちは公園の砂場で社会性を身につけるんです」
たまたま聴いていたラジオに出演していた保育士の方が、そんな話をされていた。限られたスペースを譲り合ったり、協力して砂山を作ったりする中で、社会の中で誰かとともに生きることを学んでいくんだそうだ。そういえば何年か前に『人生で必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ』というタイトルのエッセイが売れてもいた。分け合うこと、ずるをしないこと、人のものに手を出さないこと、誰かを傷つけたらごめんなさいということ等々、人が人として社会で生きる上で当たり前の、そして大切なことを人は幼稚園の砂場で学んでいくというような話だったと記憶している。
おそらく物心つく前のことなので記憶こそないけれど、団地の公園にもあったし、幼稚園にもあっただろうから、僕自身もそうやって砂場で遊びながら大事なことを学んだのかもしれないな、と独り言ちながら窓の外を見て、あることに
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>>1
おっしゃる通りだと思います。砂場がないのはそもそも子供の絶対数が少ないこともあると思いますしね。集団の中でストレスを感じることなく"のぴのび育つ"と言えば耳障りはいいですが、集団にもまれずに育った子供が都会に順応できるものなのか(中には一生田舎で、という人もいるかもしれませんが)という不安があるのも事実です。とはいえ、わからないことだらけな中でその時々に最良と感じたものを選び取ってゆくしかないのかもしれませんね、親も子も。話を訊けば訊くほど正解はないみたいですし。
(ID:48932855)
ほんの一角の砂場より広い砂浜で自然の中で学ぶことの方が多いのではないでしょうか。雨が降ってくるとか、いろんな波があるとかそれも学びだと思うんです。それと、地域の人との交流、おじちゃん、おばちゃんから教えてもらうことは子供にとっていい教育の場なのではないかと思います。
(著者)
>>5
それもそうかもしれませんね。都会では都会でしか、自然の中では自然の中でしか学べないことがあるわけですが、人は生まれて来る場所を選ぶことができない以上、最初は周囲が「これ」というものを与えるしかない。バランスも大事だと思いますけど、バランスを取りすぎるのも、とも思いますし。結局は、与えるのは周囲で、それを良いと思うか嫌だと思うかは本人次第ということになるんですよね。いやー、難しい。