日曜の午後にカーネーションの花束が届いた。「おかあさん いつもありがとう。」というカードが添えられている。配達員から荷物を受け取った妻は少しの間、玄関で立ち尽くしたまま首を傾げていた。それぞれの実家に贈ったものが手違いで自宅に届いてしまったのかと思ったようだ。差出人である自分の名前と住所を間違えて宛先の欄に書いてしまったと思ったらしい。しかし、差出人の欄にはどちらの実家の住所も母親の名前もない。
「誰だろう?」
確かに妻に宛てられたものだったが、差出人の欄には名前がなかった。
「母の日」
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コメント
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>>14
ありがとうございます。どう変わっていくのかを僕自身も楽しみたいと思っています。とはいえ、そんな余裕はなくなるのかもしれないですけど。
(ID:48945264)
遅ればせながら、小原さんパパ決定おめでとうございます。いつも読んでいます。
海辺で暮らして、いらっしゃるせいになのか、文を読ませ頂くと、内容もさることながら、自然の癒やしを(海に行った)受けている気分になったり、勉強になったり、いたします。でも、やっぱり、読んでいて、楽しいのだと 思います。今回のお話は、幸福のお裾分けをいただいた感じです! 奥さまご懐妊、おめでとうございます。
ロマンティック演出でしたね。
(著者)
>>27
ありがとうございます。海を訪れた気分になって頂けたらとても嬉しいです。