sakuto のコメント

むやみにヒアリの脅威を説く記事が多い中で、毒性を検証しようとする姿勢に敬意を覚えます。
実際の痛みについて表現がなかったので、この部分は体験されたことがないのではないかと思います。
僭越ながら、私の体験が記事の参考になるかも知れないと思い、長文になりますが、コメントします。

昔カリフォルニアの農場で1年ほど働いていて、農閑期に草刈をしたり、出たゴミを捨てるための穴を掘っているときに、よくヒアリ(ファイアーアント)に刺されました。
刺されると、患部を中心に半径10cmほどの範囲が微熱を持ち、ミツバチに刺されたときのような痛みを持ちます。しかし痒みはないので、その分、痛みを強く感じました。腫れはしませんので、外観では刺されたことはわかりません。痛みは半日程度続きます。じんじんとしますが、まあ、我慢はできる範囲です。特に対処の方法もないので、酒か、アスピリンを飲みながら体をごまかしていました。
さて、先ほど「よく」刺されたといいました。
農閑期は半年ごとに、延べ4ヶ月ほどあります。日記でわかる範囲では、この間に刺された日数(一度刺されると、何度も噛み疲れる上に、大抵多数のアリに噛まれるので匹数は不明です)は合計8日ほどでした。
何度か刺されましたが、アナフェラキシーは発症しませんでした。
農場仲間もしょっちゅう噛まれていましたが、「日常茶飯事」です。

私の体験は以上です。最後に、私見になりますが、毒性について総括します。私の体験からはそれほど毒性が高くないように思います。不幸にもアナフェラキシーになる場合があることは理解していますが、「年間100人」という言葉は人口の多いアメリカの話であって、日本ではこれほど大げさにならないように思います。

以上、失礼いたしました。

No.12 90ヶ月前

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