虐げられてきた犬たちが身勝手な人間どもに噛みつく、カンヌ国際映画祭にマグマ級の衝撃を走らせたハンガリー映画『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲』の本編映像が届きました。
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想像を超える数の犬たちによる襲撃をご覧ください。
お前は噛みつかないのか? と他の犬たちを導く革命戦士犬ハーゲン。俺は人間のかませ犬じゃないぞ! 何で俺が人間の下なんだ! という怒りが伝わってきます。
なお、登場している犬たちは全て本物で純粋種はゼロ。実際に収容所に入れられていた犬たちを連れて来て、動物コーディネーターが演技を指導し、CGは一切使わずに撮影されています。
なんと250匹が一斉に登場するシーンもありますが、撮影後には全ての犬が飼い主を見つけて引き取られていったそうです。
そんな虚実が入り交じる本作のあらすじは以下より。
あらすじ:雑種犬のハーゲンは13歳の少女リリに大事に飼われていたが、「雑種犬に重税を課す」という悪法が施行されたため、理解のないリリの父親に捨てられてしまう。リリは街中を必死に探し回るが、ハーゲンはなかなか見つからない。
一方のハーゲンは安息の地を探して街をさまよい、身勝手な人間たちに翻弄されていく。やがてハーゲンは自分と同じように虐げられてきた犬たちのいる施設へと行きつき、ついには彼らを引き連れて人間に反乱を起こすのだった――
犬と通じ合える少女リリと愛犬ハーゲン
夜も犬たちの襲撃は続く
犬が演じるド迫力のシーンの数々やホラー風な演出の緊迫感、そしてリリ演じるジョーフィア・プショッタのとてもデビュー作とは思えない演技は圧巻です。
一体何が起きたのか......?
果たしてリリはキレた犬たちとどのように向かい合うのでしょうか?
『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲』は11月21日(土)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー!
2014©Proton Cinema, Pola Pandora, Chimney
[映画『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲』オフィシャルサイト]
(スタナー松井)
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