「あのゲームをまたプレイしたいなあ......。作り変えや追加要素はいらないから、グラフィックとかだけをきれいにしてほしいなあ」と思ったことがある方には、ピッタリの内容かもしれません。
【大きな画像や動画はこちら】
今回はArcade Sushiが選ぶ、「リマスターする価値のあるゲーム10選」をご紹介します。あくまでも「リマスター」であり、「リメイク」ではありません。
一般的に、リマスターはゲームシステムやゲームデザインは変更せず、グラフィックやサウンドだけを強化したもの。例えば、『アンチャーテッドコレクション』(PlayStation 4)や『キングダム ハーツ HD 1.5 リミックス』(PlayStation 3)がそうです。
一方、リメイクはゲームシステムやゲームデザインな、土台から変更されたものを指します。『バイオハザード』(ゲームキューブ)や『テイルズ オブ デスティニー』(PlayStation 2)などが該当します。
以上の点を踏まえて、以下のリストをご覧ください。日本産のタイトルも選ばれています。
■『スーパーマリオサンシャイン』(ゲームキューブ)
背負ったポンプを使って、マリオがドルピック島の落書きや泥を落としながら、シャインと呼ばれるアイテムを集めていくゲームです。ポンプによる水の放射でさまざまなアクションが行えるところが楽しいポイント。
なぜリマスターの価値があるかというと、本作がシリーズの中で見落とされたタイトルだと認識が多いためです。
実際、本作の世界での売上本数は前作『スーパマリオ64』の約半分である630万本。次作『スーパーマリオギャラクシー』の約半分でもあります(間にあるニンテンドーDSの『New スーパーマリオブラザーズ』は除く)。
■『ゼノサーガ』3部作(PlayStation 2)
『ゼノギアス』の正統な続編ではないものの、その精神を受け継いだ作品と海外では言われています。『ゼノギアス』同様、人型の巨大ロボットが登場しますし、ストーリーも難解です。壮大なスペース・オペラは海外でも人気があり、リマスターの声が多いようです。
■『The Elder Scrolls III: Morrowind』(Xbox、PC)
オープンワールドアクションRPG『The Elder Scrolls』シリーズの3作目。膨大なクエスト数にキャラクターカスタマイズ、広大なオープンワールドの世界などが特徴的なシリーズですが、その方向性を決定づけたのが本作でしょう。
その圧倒的な作りは高く評価されていますが、同時にバグや不具合が非常に多かったことでも有名。名作なだけに、バグや不具合を取り除いてリマスターしてほしいという声は多いようです。
■『パワーストーン』(Dreamcast)
3D空間で、フィールド上にあるオブジェクト(柱やテーブルなど)やアイテムを使用してのハチャメチャなバトルが楽しい作品。キャラクターの独特な雰囲気も人気があります。
本作は、2006年にPlayStation Portableでリマスターはされていますが、なぜ今、再びリマスターする価値があるのか? それはオンライン対戦が可能になるかもしれないからです。
PlayStation NetworkやXbox Liveで配信されたら...。面白いことになるのは間違いないでしょう。
■『Metal Gear Solid: The Twin Snakes』(ゲームキューブ)
初代『Metal Gear Solid』を『Metal Gear Solid 2』の映像技術とゲームシステムを使用して、ゲームキューブでリメイクした作品。
フレームレートの問題があったため、そこを直して、もう一度リメイクしてほしいという声があるようです。そして、動画(スネークがミサイルを踏み台にする)で見られるように、映画監督である北村龍平さんの演出は少しやり過ぎではないか? という意見もあります。日本でもこの点については、賛否両論でした。
■『鬼武者』シリーズ(PlayStation 2)
和風『バイオハザード』とも言われる作品ですが、それもそのはず。もともとは『戦国バイオ』(仮称)として、PlayStationで発売される予定だったのです。
テンポの速いアクションに日本ホラーを混ぜた内容ですが、舞台は戦国時代の日本ということもあり、海外でも人気があります。4部作全てをリマスターしてほしいという声が多いようです。
■『エターナルダークネス ~招かれた13人~』(ゲームキューブ)
小説家ラヴクラフトのファンであれば、気に入ると思われる作品。心理的な恐怖を植え付けることに成功したサイコアドベンチャーゲームです。
何世紀にもまたがるストーリーを展開するのが特徴的で、恐怖の扱い方が他のゲームとは違いました。「サニティ・システム」と言われるキャラクターの精神力を表すものがあり、敵に遭遇したり、死体やおぞましいイベントを見つけたりすると精神力が減り、それによって世界が傾いたり、幻覚や幻聴が生じます。
もともとがNINTENDO64で製作されていたということもあり、グラフィックなどのクオリティーが今現在の基準で言うと高くないため、リマスターを望む声が多いようです。
■『Red Dead Redemption』(PlayStation 3、Xbox 360)
ロックスター・ゲームズ傘下の開発スタジオ、ロックスター・サンディエゴの作品。続編を期待している人も多いのではないでしょうか?
『グランド・セフト・オート』シリーズの舞台を旧西部に移し、アメリカ開拓時代のストーリーが展開されます。主人公のジョン・マーストンが紡ぐもの悲しいストーリーは好評を博し、フィンガーフィレットやポーカー、賞金稼ぎに動物の狩猟など、ミニゲームやサイドクエストも豊富で、大変高く評価されたゲームです。
■『ジェイド エンパイア ~翡翠の帝国~』(Xbox、PC)
『Star Wars: Knights of the Old Republic』や『Mass Effect』シリーズを手掛けたことでも有名なBioWare社の作品。
手軽なアクションとCPUとの細かい対話が可能なシステムが人気です。日本の封建時代に影響された神話的なゲームは古今東西にありますが、本作のように古代中国のような雰囲気を持ったゲームはあまりありません。
『Star Wars: Knights of the Old Republic』と『Mass Effect』シリーズの見事な橋渡しをしたにも関わらず、あまりにも本作はスポットライトを浴びてなさすぎるため、リメイクを望む声があるようです。
■『ローグギャラクシー ディレクターズカット版』(PlayStation 2)
国内では賛否が分かれた作品。海外ではさまざまな調整が施されたディレクターズカット版しか発売されていません。
特徴的なアニメ調のビジュアル、古き良きJ-RPGの要素と、当時では最新のJ-RPGの要素を混ぜ合わせた作品と評価されています。ストーリーだけは少し残念なものの、作品の雰囲気や環境、ゲームプレイは素晴らしいものだったという声は多いです。
そのため、現代のリマスター技術でその欠点をいくらか改善することができるかもしれないと言われています。
いかがでしたか?
目につくのは、ゲームキューブの作品が多い点。名作が多かったとよく言われるゲームキューブですが、ハード自体の普及がそれほど進まなかったため、このような結果になったのかもしれませんね。
私は今回のセレクトの中では、『ゼノサーガ』シリーズをプレイしたいと感じました。ストーリーが削られている感があったので、出来れば本当はリメイクがいいですが......。
10 Games Deserving Remasters[Arcade Sushi]
スーパーマリオサンシャインをプレイ01[YouTube]
Xenosaga Episode 1 (Full Movie) [HD][YouTube]
The Elder Scrolls III : Morrowind Trailer[YouTube]
パワーストーン(DC) クリア動画[YouTube]
snake vs hind D[YouTube]
鬼武者 プレイ動画 Part.1[YouTube]
エターナル ダークネス チャプター1,2[YouTube]
「レッド・デッド・リデンプション」:西部の世界-パート1[YouTube]
Jade Empire: Special Edition - Walkthrough - Part 1 (PC) [HD][YouTube]
Rogue Galaxy 8min30 Japanese Trailer[YouTube]
ゼノサーガシリーズ[Wikipedia]
スーパーマリオサンシャイン[Wikipedia]
The Elder Scrolls III: Morrowind[Wikipedia]
エターナルダークネス ~招かれた13人~[Wikipedia]
レッド・デッド・リデンプション[Wikipedia]
鬼武者[Wikipedia]
マリオシリーズ[Wikipedia]
スーパーマリオ64[Wikipedia]
スーパーマリオギャラクシー[Wikipedia]
パワーストーン (ゲーム)[Wikipedia]
メタルギアソリッド ザ・ツインスネークス[ゲームカタログ@Wiki ~クソゲーから名作まで~]
ローグギャラクシー[ゲームカタログ@Wiki ~クソゲーから名作まで~]
関連記事