ヘヴィメタルのファンだと、けっこう肩身の狭い想いをしてしまう世知辛い現代社会。なので、街中でメタル・バンドのTシャツを着ている人を見つけると「仲間だ!」と嬉しくなってしまったりすること......ありますよね?
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今回はMetal Injectionに掲載されていた、そんな人達の出会いのシーンを大袈裟に演出した「メタルヘッズあるある」動画でニヤリとしてみましょう。
トンだ災難でしたね。でも、やっぱり知りもしないバンドのTシャツを着ているほうが悪いDeathよ!
ショッピングセンターの外に座っていると、ダイムバッグ・ダレル風のアニキ が「ヘイ・メン、それラム・オブ・ゴッドのTシャツじゃねぇか、俺は先月彼らのショウを観に行ったんだよ」と肩パン+マシンガン・トークでいきなり馴れ馴れしくアプローチ。
逃げようとする男性に「オマエは俺のメタル兄弟だ、どこへ行くんだ!?」と走って追いかけてきます。そして振り切ったと思ったのに、エスカレーターの上から現れる兄貴。
「ヘイ・ヨー、何してんだ?」
ベンチで休んでいると、「ラム・オブ・ゴッドのどの曲が好きなんだ?」と尋ねてくる兄貴。「知らないよ、クリスチャン・メタルだと思ったんだ」という答えに「テメェは糞ポーザーかよ!」とアニキ の逆鱗に触れてしまいます。
「オマエは今ここで氏ぬのだ!」とまで罵倒される始末
そうかと思えば安息の地、トイレの個室ですらアニキはツノを突き立ててやってきます。
「兄ちゃんそこに居るのか?」
おかげでガールフレンドとの待ち合わせにも遅刻。でもやっぱり出現するアニキ。
「遅れてゴメン、クレイジーな男に追われて......」
「オレたちは血で繋がっているんだ」と言い、ウォルマートまで追いかけるアニキ 。紳士服売り場のKISSのTシャツなんてポイです。
「おーKISSだ、ロックン・ロール・オール・デイだぜ」
バンドのワッペンだらけのチョッキを無理やり着せようとするアニキを振り切り、やっと自分の車に逃げ込んだものの......?
エクソダス(のCD)持ってるか?
凄いですねー。まるでターミネーターかフレディ・クルーガーかのような執拗な追跡。メタルヘッズはいつでも同じ土俵で熱く語れるメタル・ファンの友達が欲しいんですよね。
ホントは「ヘヴィメタルを聴くと心が穏やかになるらしい」という研究結果も出ているくらい、メタラーは幸福感に溢れ、愛の感情に身を沈めている良い人たちですが、仲間を見つけると仔犬のように興奮してしまう純粋過ぎるところがあります。
YouTubeのコメント欄には「こんな経験あるよ」や「あーこれは俺だ」と両方に共感する声がズラズラーっと書き込まれていました。
かく言う訳者もつい先日、食事に行ったスペインバルの女性店員がメタリカTシャツを着ていたので「あれ? お姉さんメタリカのファンですか?」と尋ねたら、「あ、これユニク○で売っていただけで、特には......」なんて返ってきた経験をしました。その時の気持ちは、上の動画のアニキと同じでしたね。
読者の皆さんは、ヘヴィメタルをネタに自分から話しかけた、他人から話しかけられた経験はあるでしょうか? ぜひとも教えてください!
[via Metal Injection]
"How to Make Metalhead Friends" is the Funniest Video You'll See All Week[Metal Sucks]
How To Make Metalhead Friends[YouTube]
(岡本玄介)
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