任天堂から携帯電話が発売されたら、皆さんは買いますか? 世の中には素晴らしい携帯を作っている会社がたくさんありますし、それぞれのデバイスで任天堂のゲームをプレイできないこともありません。しかし、それでも人は任天堂から携帯電話/スマホが登場するという夢は捨てきれないようです。
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もし任天堂製の携帯/スマホが発表されたら、すでに持っている自社のオンラインストアやユーザーアカウントも考慮したとして、アップル、グーグル、LGやサムスンと比べ、どれくらいの成功を収めることができるのでしょうか?
比較できるほどの成功は無理かもしれません。それでも任天堂の熱狂的なファンたちの存在は大きく、純真なファンたちの夢もまたとても大きいようです。その夢とは携帯と3DSを両方持ち歩くことなく、一つのデバイスで両方の存在を補うこと。
そんなファンたちの美しい夢のかけらで作られた素敵な「任天堂携帯」のコンセプトの数々を、ファンやプロのデザイナーによる携帯のモックアップやフォトショップ画像、動画とともにどうぞ。
■ザ・オタクフォン
オタク向け
この2010年のアイデアはあまり「任天堂携帯」を意識して作られたものではありません。任天堂のロゴもないし、ただ「ゲーマー向け携帯」というよりかは「オタク全般向け」(コミックも読め、モーションコントロール機能も)というシロモノ。2010年当時の基準からすれば悪くないアイデアです。
■T3
T3のコンセプトは「なめらか」。むしろ、ちょっとなめらかすぎるくらいです。テカテカしたゲームもできるスマホを作ってとデザイナーに頼んだら出てきそうなスマホですが、任天堂携帯としてはどうでしょうか? ソフト面もオリジナリティーがないし、ゲームパッド入力もダサい、でもそれでもアイデアとしてはましな方かもしれません。
■フリップ・フォン
OSは秀逸
トーマス・チャナルさんのアイデアの1つである、このゲームパッド部分が「フリップ」する携帯。フリップ機能は、紙の上では聞こえがいいですが、実際に作るとなると、しっかりしたものを作るのは至難の業でしょう。任天堂携帯が出たらこんなOSが入っているべき、と思わせる見やすく明るくすっきりとしたOSのデザインは素敵です。
■スマートボーイ
任天堂感は薄い?
ピエール・セルヴューさんによるこのアイデア自体は素晴らしいものです。普通の携帯会社から売られているような、本体いっぱいに広がる大きなスクリーンにゲームボーイ風のシェルとなっています。改造したAndroid OSで動くというのも現実的で実用的なアイデアです。
しかし、ゲームボーイっぽいゲームパッド部品を本体に合体させる機構は今一つ。ゲームをやりたいときにしか使わない別パーツを常に持ち運ばないといけないんだったら、そもそも任天堂携帯を持つ意味がありません。
■親指デストロイヤー
操作性に難?
これはセルヴューさんのアイデアをもうちょっと過激にしたような印象です。かっこいいですが、このボタン配置だとゲームプレイは難しそう......。
■CURVED/labs
こちらは先日出たばかりのコンセプトです。画面の汚れやほこりまで表現したレンダリングも凄いですが、なんといってもスライドして出すコントロールパッドは実用的ではないでしょうか? 箱もかっこいいです。
ただ、ちょっと安っぽいプラスチックに見えるのがいただけないところ。任天堂公式品というよりは、パチもんといった見た目です。
いかがでしたか?
ソニーも以前コントローラーを内蔵したPSスマホこと「Xperia Play」を出しましたが、ソニーが思ったようにはユーザーが愛してくれませんでした。
ほとんどの任天堂のハードウェアは、数分触ればもうすぐに「これは任天堂だな」とわかるものです。それに比べると携帯電話のデザインやOSなどは、任天堂のものづくりとは別の世界。ファンが夢に見る任天堂ハードの携帯/スマホが発売されることは果たしてあるのでしょうか?
[via Kotaku]
(abcxyz)
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