イギリスが生んだ伝説級のヘヴィメタル・バンド、アイアン・メイデン。彼らの新曲『Speed Of Light』のミュージック・ビデオでは、エディ・ザ・ヘッドが光の速度でテレビゲームの世界を渡り歩き、実際にプレイヤーとなって各ステージから心臓を集めます。
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ゲーム・グラフィックの進化の歴史を辿りつつ、『ダブルドラゴン』x『ドンキーコング』風のステージから始まり、『ファイナルファイト』風横スクロールアクションのステージ、『モータルコンバット』風格闘ゲームへと続き、最後は『コールオブデューティー』風FPSステージへとジャンルも跨いでいく様子は、ゲーマーにとって興味深い構成となっています。
美女を救い出し、ハートをゲットせよ!
途中途中で『サムホエア・イン・タイム』のエディが敵キャラになったり、『パワースレイヴ』のピラミッドが出て来たりと、セルフ・オマージュが登場するのもファンならニヤリとするはず。
後ろにはあのピラミッドが!
ステージ途中には、ボーカルのブルース・ディッキンソンが醸造所と手を組んで造った、公式ビール『トゥルーパー』の宣伝がチラり。実は、日本でもちょっと前まで輸入されていたエール・ビールです。
ほとんどサブリミナル効果
そして第3ステージでは、『魔力の刻印』のジャケットに描かれている赤い悪魔との対決が待っています。
丘へ走れ! 命のために走れ!
コンボをキメて、完膚なきまで叩きのめすとフェイタリティまで炸裂。
フィニッシュ・ヒム!
第4ステージでは滅びたアステカ文明のような場所でスケルトンたちと戦います。
斧より強いフルオート・マシンガン
ピラミッドを見つけ登り切ると、そこには心臓を捧げる祭壇が。しかし、4つ目の心臓が足りません。
4つ目は自らの命を捧げるのだ!
最高得点は『ナンバー・オブ・ザ・ビースト』の666を繰り返した数字になっているだけでなく、下の順位にはアイアン・メイデンのメンバーや、このビデオを作ったクリエイター、レクシー・リオン氏の名前も。遊び心が満載です。
2位以下との差が激しすぎる
このMVを手がけたレクシー・リオン氏のツイートによると、この動画には3日で300万人の視聴があったそうです。飛ぶ鳥を落とす勢い!
3million views in 3days #Eddie approves! Response from gamers & @IronMaiden fans 4 #SpeedOfLight has been phenomenal! pic.twitter.com/D6RmB2FGL6
— Llexi Leon (@Llexileon) 2015, 8月 17
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他のセルフ・オマージュではこんなものも。ファンの皆さんはお気付きになりましたか?
@Llexileon congratulation for you great work in #SpeedOfLight a big hug from ???????????????? #chile up the irons pic.twitter.com/TMNHyuSUH9
— Book of Soul (@rockaxis) 2015, 8月 15
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アイアン・メイデンがゲームにクローズアップしたのは今回が初めてではなく、2010年のアルバム『ファイナル・フロンティア』のプロモーション用では、無料のブラウザゲームが作られました。『アステロイド』や『タイムパイロット』などの全方位シューティングがお好きな方は、ぜひ遊んでみてください。
障害を乗り越えて各楽器が収納されているらしきコンテナを回収するのが目的
[Via Kotaku]
Iron Maiden - Speed Of Light (Official Video)[YouTube]
[Eternal Descent]
[TROOPER - Premium British Ale from Iron Maiden]
[Iron Maiden The Final Frontier]
Llexi Leon[Twitter]
Book of Soul[Twitter]
(岡本玄介)
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