ファンタジーの世界を舞台にしたゲーム『ゼルダの伝説』は、ゲルドの谷のBGMがウェスタン調であるなど、意外に西部劇との相性が良い作品です。
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以前にも『荒野の用心棒』を元ネタにした、ファン・メイド作品『一握りのルピー』がありましたが、今回はイタリア製の西部劇っぽい短編映像が登場しました。
こちらのショート・フィルムのタイトルは『HANG EM HYRULE』。クリント・イーストウッドがイタリアで撮った西部劇(つまりマカロニ・ウェスタン)『奴らを高く吊るせ!』の原題『Hang 'Em High』をモジって、「ハイ」を「ハイラル」に変えたものになっています。
しかし、ストーリーはシリアスな復讐劇。まずはゼルダ姫がハイラル・タウンに辿り着き、ガノンドロフがいるであろう家の前でオカリナを吹きます。
やっと着いたわ
オカリナの音が気になり表へ出ると、見覚えのある青いオカリナを吹く女が1人......
オレ様に何か用か?
そう、それは紛れも無く、以前にボロボロになるまでブン殴り、木の枝に吊るしたリンクが持っていたオカリナと全く同じものだったのです。
アレはあの野郎が持っていた......
合点がいったガノンドロフ。あの女もさっさと始末するしかねぇなとばかりに銃を抜きますが、ゼルダ姫の早撃ちの方がコンマ数秒勝っており、6連射を浴びてダウン。
早撃ちゼルダ
しかし、死に切れずに起き上がったガノン。彼にはまだ6発の弾丸が残っているのに、ゼルダにはもう弾がない......。そんなピンチに現れたのが、死んだはずのリンク!
キサマ死んだはずじゃぁ......?
実はリンク、すんでの所でゼルダに助けられていたのです。ということは、ゼルダの到来は「復讐」ではなく「お礼参り」だったのかもしれません。
アンタ今助けるよ!
まるで幽霊でも見るかのように驚いたガノンドロフは、銃をリンクに向け直しますが......ここでリンクの早撃ちが炸裂。見事、額に一撃必殺の弾丸を放ちます。
そんなバカな......
ということで、憎きガノンドロフを倒した2人は、ハイラル・タウンを後にするのでした。
本作を制作したのは、ギーク系アクション・コメディー動画を専門としているYouTubeチャンネルbeatdownboogie。コスチュームのデザインと仕立ては、Volante Designによるものです。
もし、3人が着ていたブレザーやベスト、チュニックやボレロといったアイテムがほしいと思った方は、縫製資金が目標額に達した後に届くようになっています。ちょっと時間がかかりそうですが、まずは寄付を!
Zelda As A Spaghetti Western? Sure, Let's Run With It[Kotaku]
(岡本玄介)
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