今やリアルと区別がつかないほど自然に見えるVFX。しかし、現在に至るまでに数々の残念なシーンが作られてきたのは、ご承知の通りです。
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例えば、伝説の駄作であり、挑戦的な映画として有名な立体3D映画『ジョーズ3D』のジョーズが突っ込んでくるシーン。あれは公開された時も、今見ても怒りが湧いてくるほどひどいVFXにも関わらず、恥ずかしげもなく、むしろ誇らしげにサメとわざとらしく割れたうっすーいガラスをアピールしています。
また、『エアフォースワン』や『ディープブルー』、『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』といった比較的新しいハリウッド映画のVFXも意外にお粗末です。
そこで今回は、Cinema Blendに掲載された、World Wide Interweb制作の「映画史上最低のVFXシーン」のまとめ動画をご紹介。
映画館で見た時は普通だったと思っていたのに、今改めて見ると「こんなにひどかったっけ!?」と思うようなシーンもきっとあるはず。
ピックアップしている作品を見るに、内容が面白いかどうかは関係なく、単純にVFXがひどいものが選ばれているようです。
訳者は思い出補正していたのかなんなのか、『ディープブルー』と『エアフォースワン』の見せ場がこんなに残念な仕上がりだったとは、この動画を見るまで思ってもいませんでした。
WWE史に残るスーパースターであり、今は俳優としても活躍するドウェイン・ジョンソン(ザ・ロック)の恥ずかしい(?)過去が『ハムナプトラ2 黄金のピラミッド』で晒されています。いや、別に彼の演技がどうというわけではないのですが......。技術の他にも、不気味の谷現象が起きているかのようで、見ていて不安になってきます。
『ロボコップ』は当時の技術としては十分頑張っているので、許してあげてほしいところ。『メガ・シャークvsジャイアント・オクトパス』は、突っ込むことが野暮でしょう。これを最悪と言うならば、Syfyの作品は全てこの動画に入っていないといけません。
『スパイダー(Along Came a Spider)』は訳者的にそこまでひどいとは思いませんでした。知る人ぞ知る『Birdemic』(日本未公開)の鳥襲撃シーンの映像の破壊力は凄まじいものがありますが、何よりも驚きなのが製作されたのが2010年というところ。最近のCG映画を風刺するために作られたとしか思えません。ちなみに、『Birdemic 2』のクラゲシーンも表現する言葉が見当たらないほどひどいので、是非チェックしてみてください。
『スター・ウォーズ エピソード4』特別版のジャバは、ファンとしてはやめてほしかったですね......。不採用シーンのハンを見られたことは嬉しいのですが、あれはモデル的にもアニメーション的にも無いなという印象だったので、ラストを飾っているだけのことはあるのかもしれません。
皆さんが思う「最低なVFXシーン」はなんでしょうか?
Yep, These Are The Worst Special Effects Ever Put To Screen[CINEMABLEND]
The Worst Movie Special Effects Ever Compilation (VIDEO)[World Wide Interweb]
The Worst Movie Special Effects Ever Compilation[YouTube]
(中川真知子)
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