装備に注目!
イギリスの人気コミックを原作とした、SFアクション映画『ジャッジ・ドレッド』が2月16日に公開されます。『アイアンマン』や『スパイダーマン』のようなスーパーヒーローとはひと味ちがう、SFだけどリアルなアクション・ヒーローが描かれる作品。
映画の詳細は以前書いたこちらの記事を参照していただくとして、今回の映画のワクワクポイントであるしたジャッジとその敵の装備を、子供の頃見た『仮面ラ●ダーひみつ図鑑』風に紹介します!
■ジャッジって何?
ジャッジとは核戦争の後、荒廃してしまった未来のアメリカの超大都市「メガシティ・ワン」で、陪審員、裁判官、刑の執行者を一手に担う究極の法の番人。5歳から始まる英才教育の後、超厳しい選抜試験をくぐり抜けた者のみが選ばれるエリート中のエリート。とにかく凄いんだ!
主人公のドレッド(写真右)はそんなジャッジの中でも、とりわけ法に厳格なジャッジ。彼はあくまで普通の人間であり、アメコミヒーローじゃないので、目からレーザーが出たり拳から爪が出たりはしないけど、(ちょっと)ハイテクな装備と鍛えあげられた肉体、そして鋼鉄の意志で戦うアクション・ヒーロー!
そして、今作でドレッドの下で適性テストを受ける新人ジャッジのアンダーソン(写真左)は、超強力な透視能力をもったミュータント(こっちはかなりX-●ンっぽいキャラクター)。こんな二人がタッグを組んで戦うところも今作の見どころ...!
■バイク
そして本題の装備の話。まずは、ジャッジ専用のパトロール用バイク「ロウマスター(法の主)」。人工知能を内蔵しており、ジャッジの声に反応し命令を受け付けるハイテクバイクです。また、二連装のマシンガンを搭載しており、戦闘もできる。超危険な街『メガシティ・ワン』をパトロールするジャッジの大事な相棒だ!
登場シーンは若干短めだけど、猛スピードで犯罪者を追跡しながらマシンガンを撃ちまくる姿が何と言ってもかっこいい。 ヒーローの乗り物のかっこ良さは大事だね!
■武器
続けてジャッジ専用のピストル「ロウギバー(法を与えし者)」(実は、ジャッジ以外が持つと...それは映画を見てのお楽しみだ!)。ジャッジの声に反応し「速射弾」、「フルメタルジャケット弾」、「徹甲弾」、「焼夷弾」、「ホットショット弾(熱源探知)」、「スタン弾」、「破壊弾」という7種類の弾を使い分けられるハイテク銃。男の子心をくすぐられるぞ!
予告編にもあるように、ドレッドが渋い声で銃に命令して弾を切り替えるシーンがとにかく素敵。アニメ『サイコ●ス』の銃のように変形はしないけど、より実用的なかっこよさを放っていて、さらにゴア度は倍増しといった感じ。映画を見た後、モデルガンを持って、「ハイエックス!(High-Ex、破壊弾のこと)」と真似してみたくなるはず!(私はもうやった)。
■ヘルメット
特に凄い機能があるわけでもない、ヘルメット。だが、かっこいい。ジャッジの顔の上半分を完全に覆っていて表情がほとんどわからない、いかにも「法の番人」といった雰囲気のデザイン。これによって強調される、カール・アーバン(ドレッド役)の口周りの演技に注目(原作を意識して口をひん曲げてるのが素敵)。
スタローン版ではすぐ脱いでしまうという超がっかり展開だったけど(スタローンの顔が見れるからOKといえばOKなんですけどね)、今回は...見てからのお楽しみ。正直、このヘルメットは商品化して欲しいぞ...!
■敵の装備
ジャッジも凄いが敵も凄い。今作の敵は、悪名高きギャングの「ママ」一味。彼らが使ってくるのはSF武器じゃなくてけっこう現代的な銃。そしてその中でも特にヤバイのがこのガトリング砲! それを撃つ「ママ」もコワイ!
これをバリバリ撃つシーンがとにかく凄まじい。人の命などお構いなしに撃ちまくり、いたるものが粉々になり、いたるところが火の海に。そんな攻撃にどう対処するのか...は、またしても見てのお楽しみ!
こんな素敵ガジェットが登場する映画なわけですが、展開されるアクションはハードでリアル路線。ぶん殴り合いも素敵。ディストピアなSF世界がしっかり描かれるのですが、どこか『ダーティ・ハリー』のような渋くてかっこいい刑事ものの雰囲気を感じる作品でした。海外コミック原作のヒーローものはあんまり...という方でも、きっと楽しめるはず!
荒廃したアメリカが舞台ということで、景色は汚いし、そこに住む人々もかなり荒んでいるのですが、この物語のキーともなる薬物使用シーンでの映像表現が残酷なほど美しい。(多くのシーンで)そこにゴア表現が重なってくるので、グロいけど綺麗という不思議な映像が展開されます。アクションもいいですが、映像美も見どころですよ!
今回ご紹介した『ジャッジ・ドレッド』は2013年2月16日(土)より渋谷TOEI、新宿ミラノ2他、全国ロードショー。3Dでの上映も行われます。正義の裁きを劇場で目撃しよう!
(c)Rena Films (PTY) Ltd. and Peach Tree Films Ltd.
(傭兵ペンギン)
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