名作映画 ポスター アート デザイン ネタバレ


美術のお時間、グラフィック・デザインの映画ポスター編です。

今回ご紹介するのは、普通に映画ポスターをリメイクしたものとはちょっと趣旨が違います。シンプルなデザインではありますが、ストーリーの一番重要な部分(ネタ)をバラすという内容なのです。


【大きな画像や動画はこちら】

知らない人は閲覧注意、知っている人は「あーなるほど」となるポスターの数々をご覧ください。まずは、ルーク・スカイウォーカーのお父さんから行ってみましょう。


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ルーク、アイム・ヨアー・ファーザー


『スター・ウォーズ エピソードIV/新たなる希望』で最も有名などんでん返しが、ダース・ヴェイダー卿が主役のルークの父親だったという事実。

このデザインでは、ヘルメットに貼られた「世界一最高の父親」というステッカーがちょっと剥がれかかっている危うさがポイントのようです。


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299人が死ぬ


こちらは「ディス・イズ・スパルター!!」と叫ぶシーンが印象的な『300』。300のヘルメットが描かれていますが、生存者である緑色は一つだけ。右端には「299 DIE」と書かれています。


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28日、6時間、42分と12秒


『ドニー・ダーコ』のドニーの部屋に飛行機のエンジンが落っこちてきた様子、そして死ぬまでの時間が書かれています。一番下には、銀色のウサギのマスクも描かれていますね。


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五点掌爆心拳!


『キル・ビル Vol.2』のラストで、ベアトリクス・キドーがビルの心臓を指で5回突いた心臓破りの技がデザインされています。この奥義はカンフーの老師パイ・メイから授かったもので、突かれた者は五歩歩くと心臓が破裂して死に至らしめられる究極の技。ちなみに英語では「FIVE POINT PALM EXPLODING HEART TECHNIQUE」と呼ばれています。


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「ボロミア」映画の最期まで生き残れなかった者


最大級のネタバレではありませんが、『ロード・オブ・ザ・リング』で旅の仲間となった9人の内、生き残れなかったのがゴンドールの執政の長男ボロミアでした。サウロンの眼が居座る城、バラド=ドゥーアの尖塔が墓標のようにデザインされているのですね。


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せっかく心を入れ替えたのに報われず......


『アメリカン・ヒストリーX』で、白人至上主義に傾倒するダニーがトイレで黒人の生徒に銃殺されてしまったラスト・シーン。左奥から3番目の小便器で射殺されたところもちゃんとポスターで描写されています。ダニーが書き上げ、筒状に丸めて持っていた作文が転がっていたらベターだったかなーなんて思ったりして。




ということで、「io9」で紹介されていたポスター・アート『スポイラー・ポスターコレクション』でした。

作者はポーランドの首都ワルシャワを拠点に活動しているアート・ディレクター、ダヴィッド・フラチャックさん。ポートフォリオ・サイト「Behance」では、もう数枚ほど別のネタバレ映画ポスターが見られますので、そちらもどうぞ。


[via Laughing Squid via io9

岡本玄介

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RSS情報:http://www.kotaku.jp/2015/07/spoiler-movie-posters.html