デートに映画を選ぶ人は多いでしょう。気軽に行きやすいですし、見た作品を話題にできるので、上映中とその後1時間くらいは会話に困りません。映画の内容によってはロマンティックな雰囲気になり、上映中に暗闇でこっそり手をつなぐ......なんてことも。
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しかし、注意したいのが映画の内容。そこで今回は、io9読者が考える「デートに向いていないSF/ファンタジー/ホラー映画」をご紹介します。
■『ムカデ人間』
io9のチャーリー・ジェーン・アンダーソン記者がトップに持ってきているのが、『ムカデ人間』。そもそも見る人を選ぶホラー映画ですし、人間の肛門と口をつなぎ合わせて栄養補給なんて発想は頭がおかしい(いい意味でも悪い意味でも)としか思えません。続編が2本も作られる人気シリーズだというのだから、世の中もおかしい!(いい意味でも悪い意味でも)
人間誰しも一度は「カレー味のウンコとウンコ味のカレー、どっちにする?」と質問され、想像していたら気持ち悪くなったという経験をしたことがあるかと思いますが(無い方はラッキーです)、それに輪をかけてダイレクトに人間の味覚、嗅覚、触覚にウンコを投げつけてくるのが本作。
初デートじゃなくても、恋人に「一緒に見よう」と誘った時点でアウトでしょう。
■『イベント・ホライゾン』
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kahmelb:初デートで観た。彼はホラー映画が好きだと言っていたから、一緒に観に行こうという嬉しい展開に。でも、多分、彼は私を喜ばせたくてそう言っただけだったんだと思う。観終わった後、相当怖かったのか、青ざめて具合が悪そうに......。直後に別れたわけではないけど、やっぱり長続きはしなかった。私は好きだけど、やっぱり初デートには不向きだったと今は思う。
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■『スター・ウォーズ エピソード2』
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ManchuCandidate:どうしようもないダイアログ。ロマンスに重点を置いているといいながら、ロマンスらしいロマンスもなく、アナキンのぼやきで終わる。
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■『エターナル・サンシャイン』
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Cam Mc:ロマンチックSFでありながら、デートで見るべきでない一本。
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■『遊星からの物体X』
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Shockrates:素晴らしい映画だが、デートに向いているとは思えない。
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■『少年と犬』
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Bill Svitavsky:「愛って何か知っているかい?」少年の愛し方は問題外。彼女は身の危険を感じるだろう。
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■『エンジェル・ウォーズ』
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Spangarang:個人的な意見だけど、最初のデートに映画はやめたほうがいい。映画よりも一つのテーブルを囲んで、話し合い、お互いを深く知るべきだ。それでも映画を選んだのなら、これだけは止めたほうが良いと思う。これ以外なら大丈夫だ。
この映画はミニスカートで太ももを露わにした巨乳の美女が画面狭しと大暴れするSFアクション。「なんでこの映画を選んだの?」と女性に聞かれたら、挙動不審になりながら「女性の強さに焦点を置いた作品で、脚本も非常に良く練られていて云々かんぬん」といった無理矢理感いっぱいの言い訳をしなくてはならない。
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■『キャビン・フィーバー』
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UrbanAmazon:『ムカデ人間』が既出だったので、これを勧めたい(いや、勧めないでおきたい)。『キャビン・フィーバー』は(自分の目には)恐ろしいほどつまらない上に、攻撃的だ。
自分は妻に誘われて観た。彼女はNetflixのオススメコーナーに騙されて、幾度となく時間を無駄にしている。幸運にも、『キャビン・フィーバー」の後に『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』を見て口直しができた。あれには救われた。
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■『プライマー』
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RitaFires:デートで見たわけではないけど、友人数人と一緒に見に行った。本当にウンザリしたよ。彼らは上映時間の1時間19分を返せと言ってきた。
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SF慣れしていても難解すぎて何度も見直してしまうと言われる作品なので、SFが得意でない人と一緒に行くと、退屈させてしまうか、質問攻めにされてしまうのかもしれません。
■『女性鬼』
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Bagpiper:コレ一択。
FrankN.Stein:だな...。
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そもそも邦題が......というのはさておき、見た人なら納得の一本。タイトル(原題:Teeth)を口にするだけで、「あぁ...」となるようなので、コメント欄では内容については語られていません。なので、大まかに内容を説明します。
『女性鬼』は、純潔を守る乙女の恐ろしいアソコの話です。マンネリ化が激しいホラー業界の中でも異彩を放つ作品。アイデアは面白いし、少女もかわいいです。
しかし、愛しい彼女と初セックスを夢見る男子は絶対に見ないほうが良いでしょう。男子だけでなく、女子も微妙な空気になること間違いなし。ムードはぶち壊し、超展開に苦笑いしてしまうと思います。
●番外編
■『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
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KirkDGM:デートで『怒りのデス・ロード』を見に行った。それはそれは素晴らしく、俺は見入ってしまった。横に座っていた彼女に手を触れることもなく、だ。他の国のことは知らないが、俺が住むブラジルでは彼女とイチャイチャすることを目的に映画館に足を運ぶ。だから、本来の目的を果たすこともなく、そのまま映画館を離れてしまった俺は非常に残念な気持ちになった。
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訳者も幾度となくデートで映画に行きました。そして、失敗談から作品選びの他にも大事なことを学びました。
映画が終わったあと、映画が好きな人であれば、色々と語りたいと思うことでしょう。しかし、あまりにも熱が入ってしまうと、相手がそれほど映画好きでない場合、ドン引きされてしまいます。「映画が好き」と言う人は多いですが、その「好き」の幅は非常に広いということに留意しておかなくてはなりません。
映画好きの人にとっての「好き」は最低でも1週間に1本のペースといった具合かもしれませんが、そうでない人もカジュアルに「映画が好き」と言います。なので、映画を観終わった後の意見交換はあまり熱弁しすぎず、自分の知識量に陶酔することなく、相手の様子を見つつ進める方がいいでしょう。
「映画は楽しかったけど、お前との会話でゲンナリ...」なんて若い頃の訳者の二の舞にはならないよう、是非映画デートを楽しんでください。
[via io9]
The Human Centipede - Official Trailer[YouTube]
Event Horizon Trailer HD[YouTube]
Episode II: Attack of the Clones: Trailer - Star Wars[YouTube]
Eternal Sunshine of the Spotless Mind Official Trailer[YouTube]
The Thing (1982) Trailer[YouTube]
A Boy And His Dog (1975) trailer[YouTube]
Sucker Punch(2011)-OFFICIAL TRAILER[YouTube]
Cabin Fever (2002) Official Trailer #1 - Eli Roth Movie HD[YouTube]
Primer (2004) - Trailer *HD*[YouTube]
Teeth (2007) - Movie Trailer[YouTube]
Mad Max: Fury Road Official Trailer #1 (2015) - Tom Hardy, Charlize Theron Movie HD[YouTube]
(中川真知子)
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