『ターミネーター』シリーズに登場するターミネーター全15種まとめ:コタク・ジャパン・ブロマガ: コタク・ジャパンチャンネル(コタク・ジャパン)

SF映画『ターミネーター』シリーズの象徴といえば、殺人アンドロイドの「ターミネーター」ですが、実は全シリーズ（ドラマやゲームを含む）合計で15種類も登場することをご存知でしょうか？

そこで今回は、io9が制作したターミネーター全種解説の動画とその要訳をご紹介します。なお、ネタバレがありますので、ご注意ください。『ターミネーター：新起動／ジェニシス』のネタバレに関しては動画の3分25秒あたり以降、箇条書きのT-X以降となっています。

■T-1

サイバー・リサーチ・システムズによって開発された、初のターミネータークラスロボット。戦場で敵の歩兵を蹴散らす目的で作られています。外見は殺人セグウェイのようです。

登場作品：『ターミネーター3』、『ターミネーター4』

■T-70

初のヒューマノイド型ターミネーター。ロボット技術向上を測るサイバーダイン・システムズが、投資家や軍の人間を感動させる目的で作ったガトリングガン搭載のロボットです。

登場作品：『T2 3-D: Battle Across Time』（ハリウッドと日本にあるユニバーサルスタジオのアトラクション）、グレッグ・コックス著の『ターミネーター4』をベースとしたオリジナルノベル『Terminator Salvation: Cold War』

■T-7T

レジスタンスには「スパイダー」とも呼ばれている機体。2つの大きなマシンガンを搭載しています。

登場作品：ゲーム版『Terminator Salvation』、アーケード版『Terminator Salvation』、テレビシリーズ『ターミネーターサルベーションザマシニマ』

■T-400

初期のヒューマノイド・ハンター・キラー・ユニットで、またの名を「クランカーズ」（歩くときの音から）。スカイネットによって2018年に初めて開発されましたが、あまり強力とは言えないようです。

登場作品：ノベル『Terminator Salvation: Cold War』（言及のみ）、ノベル『Terminator Salvation: Trial by Fire』（言及のみ）、ゲーム『The Terminator: Dawn of Fate』（初登場）

■T-90

スカイネットの基本的なフィールドコンバット・ユニット。非常にパワフルです。

登場作品：『T2』ノベルズ、『ターミネーター3』（カットシーン）

■T-500

T- 600の前に開発されたヒューマノイド・ハンター・キラー・ユニット。T-400よりも丈夫で永続性があり、武器がAIプログラムとシンクロしています。600、700、800が開発される前はスカイネットが好んで戦場に向かわせたシリーズです。

登場作品：ノベル『Terminator Salvation: Trial by Fire』、ゲーム『The Terminator: Dawn of Fate』（初登場）

■T-600

2016年に生産されたゴム製の皮膚に覆われたエンドスケルトン。その雑な側の作りゆえにレジスタンスに容易に存在を見破られました。

登場作品：（作品が多すぎるので分野別）
・映画：『ターミネーター』（言及のみ）、『ターミネーター4』
・コミック：『Terminator Salvation』（公式映画前日譚）、『The Terminator: 2029』（言及のみ）
・ゲーム：『The Terminator: Future Shock』（初登場）、『The Terminator: Dawn of Fate』（言及のみ）他
・ノベル：『T2: Infiltrator』（言及のみ）、『Dark Futures』、『Terminator 3: Rise of the Machines』（言及のみ）、他
・テレビ：『ターミネーターサラ・コナー・クロニクルズ』、『ターミネーターサルベーションザマシニマ』

■T-700

T-600よりは持続性があるものの、PCはT-800より劣る機体。意思を持つわけではなく、コマンドとコントロール機能はスカイネットに依存しています。

登場作品：映画『ターミネーター4』（初登場）、ノベル『The Terminator』（言及のみ）、『Terminator Salvation』、『Terminator Salvation: Trial by Fire』、ゲーム『Terminator Salvation 』（カメオ）、トレーディングカード『Terminator Salvation Trading Cards』

■T-800

アーノルド・シュワルツェネッガー演じるT-800は『ターミネーター』で初めて画面に登場します。未来から送り込まれた培養された人間と同様の細胞組織で覆われたチタン合金（特殊合金）の骨格を持つアンドロイドで、ジョン・コナーの母親サラ・コナーを殺害するのが目的です。

『2』ではレジスタンスによって再プログラムされ、人間側の味方となっています。

登場作品：
・映画：『ターミネーター』、『T2』、『T2 3-D: Battle Across Time』、『ターミネーター3』、『ターミネーター4』、『ターミネーター：新起動／ジェニシス』
・ノベル：『ターミネーター』、『T2』、『T2: Infiltrator』、『T2: Rising Storm』他
・コミック：『The Terminator: Tempest』、『The Terminator: Secondary Objectives』他
・ゲーム：『ターミネーター DOS』、『ターミネーター SEGA』、『The Terminator: Dawn of Fate』他

■T-850

外見はT-800とさほど変わりませんが、機能は向上。また、800よりも簡単に皮膚が剥がれます。腹部に内蔵された2つのパワーセルで動いており、人体の構造知識だけでなく、基本的な心理分析機能も備わっています。

登場作品：映画『ターミネーター3』、ノベル『ターミネーター3』、ノベル『Terminator Dreams』（言及のみ）、ノベル『Terminator Hunt』、コミック『Terminator 3: Before the Rise』他、ゲーム『Terminator 3: Rise of the Machines』、ゲーム『Terminator 3: The Redemption』

■T-888

又の名を「Tトリプルエイト」「トリプルエイト」「トリップエイト」。骨格金属がコルタンで、T-8XXシリーズの中では最も耐熱性が高いです。人間同様に食べ物の摂取が可能。アーノルド・シュワルツェネッガー演じるT-800よりも、人間社会に馴染む外見をしています。

登場作品：テレビ『サラ・コナー・クロニクルズ』

■T-900

T-800よりも速度、強度、耐久度が2倍のアンドロイド。レジスタンスによって再プログラムされています。

登場作品：映画『ターミネーター3』（カメオ）、コミック『Terminator 3: Before the Rise』、テレビ『サラ・コナー・クロニクルズ』、トレーディングカード『The Terminator Collectible Card Game』、ゲーム『Terminator 3: Rise of the Machines』、ゲーム『Terminator 3: The Redemption』、ゲーム『Terminator 3: War of the Machines』

■T-1000

液体金属製のボディを持ち、自分と同じ背丈のものに擬態が可能。しかし、銃器や自動車といった複雑な部品を有するものには変形できません。

登場作品：
映画：『ターミネーター2』、『T2 3-D バトル・アクロス・タイム』、『ターミネーター3』（言及のみ）、『ターミネーター：新起動／ジェニシス』
コミック：『Terminator 2: Judgment Day - Cybernetic Dawn』他
ノベル：『Terminator 2: Judgment Day』他
ゲーム：『Terminator 2: Judgment Day』他
テレビ：『ターミネーターサラ・コナー・クロニクルズ』

■T-X

初の対ターミネーター用ターミネーターです。T-1000同様、液体金属で覆われていますが、骨格が存在するため、極度な変形はできません。プラズマ砲や火炎放射器といった武器を内蔵しています。

登場作品：映画『ターミネーター3』、コミック『Terminator 3: Eyes of the Rise』他、ノベル『Terminator Dreams』（言及のみ）、ゲーム『Terminator 3: Rise of the Machines』、『Terminator 3: The Redemption』

■T-3000

「機械でも人間でも無い存在」と自らを語り、ジョン・コナーの姿をしている。これまでのTシリーズとは異なり、人間の筋組織が機械になったような外見で、ナノ粒子によって人間の姿を模しています。

登場作品：映画『ターミネーター：新起動／ジェニシス』

いかがでしたか？

これはサイバーダインのターミネーター開発の歴史でもあります。最新作に登場するT-3000は一体どうやって倒せばいいのでしょうか？　T-1000でさえあんなに手こずったのに......（T-Xは結構あっさりでしたが）。

ソース：Giant Freakin Robot、Stan Winston School、Terminator Wiki、 Going Faster、Scified、Slashfilm、DVD features

［via io9］

（中川真知子）