ゾンビ映画に期待するもの、それはゾンビが人を襲い食い、人がゾンビを殺すシーン。少なくとも、そういった映像を期待してゾンビ映画を鑑賞している部分があることは誰しも否定できないはずです。
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そして、もちろん普通の殺し方では面白くありません。観客はより独創的で、よりグロく、より残酷で、よりクールなものを求めています。
そこで今回は、io9がまとめたゾンビ映画の中でも特に刺激的な死亡シーンのリストをご紹介します。中にはあまりの酷さに目をそらしたくなるようなものもありますので、閲覧注意です。なお、一部ネタバレもあります。ご注意ください。
1)『サンゲリア』
先端恐怖症じゃなくても辛い、ルシオ・フルチ監督のイタリアン・ゾンビ『サンゲリア』の1シーン。
カリブ海に浮かぶゾンビに占領された島で、診療所で研究を続ける医者を夫に持つポーラ・メナード夫人がゾンビに自宅を襲撃されます。眼球を尖ったドアの破片で突き刺されて絶命する様子は、サメvsゾンビのシーンと同じくらいのインパクト。見ているだけで体がゾワゾワしてきます。
2)『ショーン・オブ・ザ・デッド』
映画の中でいけ好かない奴が酷い殺され方をすると、スカッとするものです。『ショーン・オブ・ザ・デッド』のデビッドもそんな視聴者の「スカッと」のために存在するようなキャラクター。
彼は主人公ショーンの彼女リズに振られた後、ダイアンと付き合っているにも関わらず、未だにリズへの思いが捨てきれずにコナをかけており、ショーンに対抗心剥き出し。さらには、軽率な判断でゾンビを呼び寄せてメンバーを危険な目に合わせる厄介者です。
そんな彼の死亡シーンは、大量のゾンビに徹底的に引き裂かれて食われるというもの。該当シーンの動画もご覧ください。
3)『バタリアン』
ダン・オバノン監督のカルトホラー・コメディ。絶叫クイーンのリネア・クイグリー演じるトラッシュの死は、ここで紹介しているものと比較するとグロくはありませんが、非常に印象的です。
というのも、彼女は死ぬ前に「自分が考える最悪の死に方は、年老いた男たちの一団にぐるりと囲まれて、生きながら食べられる」ことだと話しており、実際に墓場で同じ殺され方をしてしまったから。
ストリップといい、ゾンビとしての復活(?)といい、トラッシュが観客に与えたインパクトは強烈でした。
4)『ゾンビ』
どうせゾンビ映画に出るなら、ゾンビに貪り食われて華麗に死にたかったでしょう......。彼の無念は相当なのでは?
5)『死霊のえじき』
大量のゾンビにジワジワと食われる。自分の肉が引きちぎられる音を聞き、歯をむき出しに迫り来るゾンビの顔をマジマジと見続ける。瞼がないから見たくないのに目を閉じられない......。悲惨、悲惨すぎます。
6)『処刑山/デッド・スノウ』
雪山にきた医者の卵グループを襲うナチス・ゾンビ(ゾンビになってもハイル・ヒトラー)。本作はソフトスカトロもあり、衝撃的なシーンが豊富ですが、ゾンビ絡みの死亡シーンで凄いのは、頭パカーンの脳みそプルルンで決まりです。
7)『地獄の門』
以下はかなり気持ち悪いので、ご注意ください。
ルチオ・フルチ監督の代表作の一つである本作。車内でイチャイチャしていたカップルを突如として襲ったのは、自殺した神父のゾンビ。このゾンビに見つめられた人は、目から血を流し内臓を吐き、ゾンビ化します。
自分の手を下すことなく、見つめるだけでこれだけのダメージを与えることのできるゾンビは、長いゾンビ映画の歴史の中でもそうはいません。
8)『ゾンビランド』
ひどい......あまりにも悲しすぎる!
9)『ブレインデッド』
メープル・シロップで作られた約300リットルの血糊で実現した伝説のクライマックス。これ以上の殺戮シーンは今後も出てこないのではないでしょうか?
ちなみに、これは訳者が唯一食欲を失ったゾンビ映画です。この映画を見た日の夕飯、えのき入りミートソーススパゲティだったんですよね......。見た目がそっくりすぎて、無理でした。
いかがでしたか?
(あまりいないとは思いますが)もっと見たい! という方は、「名ゾンビ作品のヘッドショットを1本にまとめた動画」もどうぞ。
[via io9]
(中川真知子)
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