30年ぶりに新作が公開されるポストアポカリプス映画『マッドマックス』シリーズ。ジョージ・ミラー監督も気合入りまくりで、すでに公開されている『マッドマックス 怒りのデス・ロード 』の映像はどれもこれも期待以上!
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そこで今回はMoviePilotがまとめた、『マッドマックス』3作品の豆知識をご紹介します。なお、ネタバレを含ますので、ご注意ください。
■悪、再び
別人役とはいえ、すごい変貌
1979年公開の『マッドマックス』でトーカッターを演じたヒュー・キース・バーンが再び出演。『怒りのデス・ロード』では独裁者のイモータン・ジョーを演じます。
■撮影がトレーニングに?
ドレスを試着した時のターナーのリアクションが見たい
『マッドマックス/サンダードーム』でアウンティ・エンティティ役のティナ・ターナーが着ていた鉄のドレスはなんと、55kgもの重量があったそうです。
■頼もしい監督
んじゃ、ちょっと(医者の)バイトして稼いでくるわ!
『マッドマックス』の予算はたった35万ドルで、学生時代に医者を目指して医科大学に進学していたジョージ・ミラー監督は、あらかじめ救急医療室で医者のアルバイトをして、プロジェクトのための資金を作ったそうです。
■なりきりすぎ
その状況を見つけた時の反応が知りたい
1作目でジョニー・ザ・ボーイを演じたティム・バーンズは役になりきっており、カメラが回っていない時もジョニー・ザ・ボーイのままだったとのこと。クルーはそんなバーンズに少々イライラし、彼を置いてランチへ行ったこともあったそうです。彼らが戻ってきて目に入ったのは、車にくくりつけられたままのバーンズだったとか。
■今日の友が明日の敵
カリスマ的指導者の元のアイディアはグース
『マッドマックス2』の悪役ヒューマンガスは、『1』のマックスのパートナーであるジム・グースの予定でした。このアイディアはボツになりましたが、ヒューマンガスのハゲ頭や彼の軍団が警察の乗り物を多く所有しているといったヒントはいくつか残されています。
■「本物」へのこだわり
CGが得意な監督ですが、頼りすぎない
今のテクノロジーに反して、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の大部分はCGIに頼ることなく撮影されています。スタントや爆発のほとんどは本物で、CGIは主にスタントのリグの消去やシャーリーズ・セロンの義手に使われています。
■微調整された衣装
辻褄が合うように...
『マッドマックス2』での衣装の変更は『1』のエンディングが理由。マックスの右袖がないのは、それはバイクにひかれて腕を診療するのに切る必要があったから。また、足の補強は『1』で撃たれたからです。
■犬を救出
犬が死んだシーンで泣いた人もいるはず
製作陣はシェルターを回って、『マッドマックス2』で相棒を演じられる犬をキャスティングしていました。見事「犬役」を射止めたのは、岩場で遊んでみせたオーストラリアン・キャトル・ドッグ。撮影終了後、彼はカメラオペレーターの家に引き取られたそうです。
■予想外の続編
それはそれで見たかったかも
『マッドマックス/サンダードーム』は元々『蠅の王』からヒントを得たような内容になる予定でした。ジョージ・ミラー監督は、協力しながら生きる部族の子供達をマックスが見つけるというストーリーを考えていたそうです。
■棚から牡丹餅
これもリアル
『マッドマックス2』のカーチェイスで、男がバイクから飛んで車に衝突しますが、あれは元々車を飛び越える予定だったシーン。派手に車に衝突したスタントマンは当然大怪我を負いましたが、ジョージ・ミラー監督はそのシーンを気に入り、そのまま採用したのだそうです。
[IMDb via MoviePilot]
(中川真知子)
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