ディズニーアニメの代表作である『白雪姫』。
実は初期にデザインされた白雪姫のイメージは「下品」だという理由でボツになっていたことをご存知でしょうか?
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白雪姫のイメージを汚さないようにとディズニーが描かれた全てのイメージを破棄しようとしたと言われる、禁断の白雪姫アートをご紹介します。
目元といい、口元といい、誰かに面影が......
こちらは、映画ネタサイトMovie Pilotに掲載されたもの。
今見ると言うほどセクシーでもないのでは? と感じますが、この白雪姫を描いたのは、30年代のアニメ『ベティ・ブープ』を手がけたアーティストなのだそうです。
ベティといえば、セックスシンボルとしてもおなじみのキャラですが、Movie Pilotのカーリー・ライナー記者は、ウォルト・ディズニーがこのアーティストを雇ったのは「当時は頭身が高い人間のキャラクターを描けるアーティストが少なかった」のが理由だと考えています。
このイラストはRR Auctionsに出展され、専門家のボビー・リビングストンによって、以下のように説明されました。
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ウォルト・ディズニーが雇ったアニメ『ベティ・ブープ』のアーティストにより描かれた『白雪姫』の初期のセルで、ベティの面影のある白雪姫です。
この白雪姫はディズニーが求めていなかった姿だったため、ボツになりました。白雪姫はセクシーではなく、健康的で安定した存在であるべきだと考えていたようです。
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この画像は唯一残っているオリジナルの白雪姫とされており、2014年にボストンで開催されたオークションにて1万5000ドル(約182万円)で落札されたそうです。
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[via The Mirror via Movie Pilot]
(中川真知子)
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