2年ほど前、熱狂的なファンたちが『バック・トゥ・ザ・フューチャー』公開30周年である2015年を目処に、デロリアンを主役とした『BTTF』のドキュメンタリーを作ろうと、資金募集を行っていたことはご存知でしょうか?
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io9によると、『Back In Time』と題されたそのドキュメンタリーは現在完成間近で、最近公開されたトレイラーによると、デロリアンに焦点を置くというコンセプトを遥かに超えて、ものすごく豪華なことになっているようです!
『Back In Time』は、元々のコンセプトであった「デロリアンに特化したドキュメンタリー」という枠を大幅に超え、ロバート・ゼメキス監督、マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイド、ボブ・ゲイル、リー・トンプソン、アラン・シルヴェストリを始めとする映画の出演者や監督、作曲家のインタビューを盛り込み、『BTTF』が人々にどんな影響を与えてきたのか? を掘り下げた内容になっているようです。
本作を見て青春を過ごした人々は、自身が親になり、子供達が映画を理解できるようになると『BTTF』を見せて、その面白さをしっかりと伝えています。多くのファンがデロリアンを手にしたいと望み、大金を投じてマイカーをデロリアンへ改造。また、パーキンソン病に苦しむマイケル・J・フォックスが自ら設立した「マイケル・J・フォックス パーキンソン病リサーチ財団」は沢山の『BTTF』ファンにサポートされています。
中には『BTTF』が好きすぎて、ジョージとロレインが初めてキスをするシーンのBGMであるザ・ペンギンズの『アース・エンジェル』を繰り返し流しすぎ、学生寮のドアに「これ以上『アース・エンジェル』を再生しないで!」という張り紙を貼られてしまった......なんてエピソードを披露する人も。
他にも、本作に登場する「ホバーボード」を実現させようと研究する人々も紹介されています。
『Back In Time』は完成間近なものの、現在Kickstarterで2度目の資金呼びかけを行っている最中。というのも、プロジェクトのスケールが予定よりも大きくなってしまったことに伴い、資金が底を尽きてしまったのです。そこで、作品をあるべき姿で完成させるためにも、再び資金募集を行っているとのこと。
2度目のキャンペーンということもあり、サポーターにはより豪華な見返りが用意されています。サポートの額に応じてではありますが、『Back In Time』にインタビュー出演している『BTTF』の出演者や監督といった関係者のサイン入りグッズがプレゼントされるようです。
キャンペーン動画の質を見て、期待できることは間違いない! と感じたファンが多かったのか、2度目の資金集めにも関わらず、執筆時現在すでに3万2000ドル以上も寄付されており、今後もどんどん集まることが予想されます。
メディアも注目しているこのドキュメンタリー『Back In Time』の公開は2015年10月を予定。進捗状況や詳細はプロジェクトのサイトで確認できます。また、豪華な見返りはKickstarterでチェックしてみてくださいね。
(中川真知子)
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