こんなトルーパーは銀河に必要ない!?
『スター・ウォーズ』シリーズに出てくるキャラクターの中で、「ザコ敵」でありながらも、特徴的な白いアーマーが印象に残るストーム・トルーパー。
【大きな画像や動画はこちら】
ワラワラと大勢出てくるところが彼らの強みですが、実はトルーパー達も専門分野によってさまざまな種類が存在します。
そこで、「エピソード7」公開を前に(映画には出てきてほしくない)ヘンテコトルーパーたちのことを勉強してみましょう。なお、今回ご紹介するのは新三部作に出てきたクローントルーパーではなく、基本的には旧三部作のストーム・トルーパーの派生系です。
■ボム・トルーパー
公式にはボム・スクアッド・トルーパーとして知られる彼らの仕事、それは銀河版『ハート・ロッカー』。つまり爆弾処理班です。
身につけているのも爆発やそれに伴い飛び散る破片にも対応できるような特殊なアーマーとなっています。ヘルメットの上からヘルメットを被っている可愛い奴らですが、「ドロイドを使えよ...」と思わずにはいられません。
■ノヴァ・トルーパー
黒地に金色のアクセントのアーマーを着込んだ彼らは、銀河帝国の儀仗兵。『ジェダイの帰還』に登場する赤いローブ姿のロイヤルガードは皇帝を守る役割でしたが、ノヴァ・トルーパーたちは式典に出席したり、シスの墓場などといった歴史的に重要な場所を守ったりするのが仕事です。
通常のストーム・トルーパーと装備は変わらないものの、より腕が立つため、特別な作戦ではコマンドー的な使われ方もするのだとか。
■インシネーター・トルーパー
インシネーター(焼却炉)という名前からすると、燃やすことに特化したトルーパーをイメージしますが、配給されている武器が火炎放射器というだけで、基本的には普通のストーム・トルーパーと変わりません。公式設定では全員「性格異常の放火魔」だそうですが、そんな奴らに火炎放射器を渡したら敵も味方も大変な気が......。
なお、トップ画像はこのトルーパーとも本文とも関係のない、クローン・フレーム・トルーパー(新三部作に登場)です。
■ISBトルーパー
ISBはInternal Security Bureau、内部保安局の略(もしくはImperial Security Bureau、帝国保安局)。ストーム・トルーパーがちゃんと悪しき行いをやっているかどうかを調べる場所です。
例えば、「『忠誠』という小説で描かれているダリック・ラローンというトルーパーは、市民を撃ち殺してないのでは?」といった場合に調査するのだとか。
■ラヴァ・トルーパー
雪の惑星ホスで活躍したスノートルーパーや、砂の惑星タトゥイーンで見かけるサンドトルーパーのように、ラヴァ・トルーパー(正式名称はマグマ・ストーム・トルーパー)もまた、環境特化型のストーム・トルーパーです。
彼らは火山や溶岩に覆われた惑星で活躍します。周りの景色に溶け込みたいのか、色は真っ赤です。
■ハザード・トルーパー
溶岩だらけの場所や雪と氷に閉ざされた場所など、極限の状況で頑張るトルーパーです。「極限環境に配備され、酸や電磁気、生化学的な脅威などから身を守る、完全に密閉されたアーマーを着用している」とのこと。
小火器ではびくともせず、ライトセーバーの攻撃にもある程度耐えられ、真空でも水中でも3日間は生き長らえることのできるゴツイアーマーを着こんでいます。しかし、その影響か動きは遅いようです。
■EVOトルーパー
EVOはEnvironmental、「環境」ということらしいです。もう十分いろんな環境用のトルーパーがいるじゃないかとも感じますが、彼らは「最も危険な環境で活動し、生き延びることのできる」トルーパーだそうで、その環境というのは例えば「光熱、酸性の川、稲妻」だとか。
強化アーマーには呼吸用のチューブがついていますが、アーマー以外でのハザード・トルーパーとの違いは、EVOトルーパーは人間以外の種族への憎しみが強く、より攻撃的とのこと。だからって極限環境で生きながらえる助けにはならないと思いますが...。
■ラッド・トルーパー
「Radtrooper」の「Rad」はRadiation、「放射線」。そう、まだまだ出てくる環境特化型トルーパー、今度は放射線物質だらけの地域に特化した、「ラディエーション・ゾーン・アサルト・トルーパー」です。
■マイン・トルーパー
セヴァルコスIIという惑星にある採鉱場を守る、という環境特化型の中でもさらに特定の環境に特化したトルーパーです。有害なスパイスを含む空気を遮断するアーマーを着ており、彼らの第一目標は暴れ狂う「宇宙鰻」を止めることなんだとか。
■シャドー・ストーム・トルーパー
「ブラックホール・ストーム・トルーパー」とも呼ばれていますが、ブラックホールの中での活動に特化...というわけではありません。エージェント・ブラックホールに指揮されたトルーパーたちで、色が黒いだけです。
黒いだけという、わかりやすい上に加工もしやすそうな特徴のおかげか、「リアルアクションヒーローズ」や「ARTFX+」などからもフィギュアが発売されています。これまで紹介してきたトルーパーの中では、一番知名度の高いトルーパーかもしれません。
■ナイトハンター
ナイトハンターが登場するのは旧三部作の映画よりも何年も後の話ですが、ディズニー映画版に登場することは無いかもしれません。なぜなら、変だから。
ジェダイを狩ることに特化したトルーパーである彼らは、フォースによるマインドコントロールを不可能にするヘルメット、ライトセーバーの刃を受け止めることのできるエレクトロスタッフを装備。アーマーの色は漆黒かつケープも羽織っており、ぱっと見ダース・ベイダーもどきです。
■テラー・トルーパー
グリーバス将軍とプレデターとフレディー・クルーガーを掛けあわせたかのようなトルーパー。マーシャルアーツやアクロバットが得意で、個人用クローキング装置を装備。巨大な鉤爪も身につけています。飛び回りながら姿を消し、爪で引っ掻くのです。
■ライオット・トルーパー
Star Wars Wikiによれば、「ライオット・トルーパーは帝国の再建にあたり、市民の暴動を抑えるためにつくられた」そうですが、それは基本的なストーム・トルーパーの任務内容では......?
スノートルーパーだろうがラヴァ・トルーパーだろうが、彼らの仕事は法を犯したり騒ぎを起こしたりする輩と対峙することのはずですが......。
以上がio9の13選でしたが、海用、沼用、無重力用など、他にもまだまだ種類はいます。これだけ妙な派生型がたくさんいると、普通のストーム・トルーパーの存在意義がわからなくなりますね......。
もうお腹いっぱいな方も多いかもしれませんが、もっとバリエーションを知りたい方は、Star Wars WikiことWookieepedia(ウーキーペディア)のストーム・トルーパーの項目をどうぞ。
[via io9]
(abcxyz)
関連記事
(ID:752821)
記事を読み終わって、ザクを思い浮かべたのは僕だけじゃないはず。