怖いの大好き? 恐怖を味わいたい? では、このホラーゲームリストから選んでみてはいかがでしょうか?
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今回ご紹介する10選は、ただ単純に、飲み物を片手にソファへ座り、絶叫したい人のためのもの。よって、「歴史に残るホラーゲーム」といったリストとは少し趣が違います。
誰もが知る有名な作品はあまり含まれていないかもしれませんが、恐怖に慄くこと請け合いの恐ろしい作品ばかりが選ばれています。それでは勇気のある人はどうぞ...
1.『P.T.』
期待される本編もきっと怖い。
小島秀夫監督の新たな『サイレントヒル』のプレイアブルティザーである本作。しっかりとしたデザインと最新技術により、忘れられない体験を生み出しています。
『P.T.』の写実的なクオリティー、苦悩に満ちた廊下の先に行き着くのは、精神的にどこか懐かしい場所。誰もがあんな廊下を歩いたことがあります。そして、誰だって角になにか潜んでいるんじゃないか? と思うはずです。
2.『Amnesia: The Dark Descent』
サバイバれ!
この作品をクリアして製作者のクレジットを見た時には、「ああ、僕は『The Dark Descent』を生き延びたんだ......」といった気分になります。最後まで行き着くのは辛い旅です。
多くの秘密が隠されている不気味なマンションへの足取り重い探索。生き残るには隠れるしかありません。そして隠れるためには暗闇の中に居なければいけません。しかし、暗闇はあなたを狂気に追いやる場所でもあるのです。つまり、死から逃れるためには、できる限り長く死と共にダンスしなければいけないということ。まったく、なんて悪魔的なゲームでしょう。
3.『Outlast』
ファウンド・フッテージに慣れていても怖い。
プレイヤーは狂気に満ちた精神病院に足を踏み入れるジャーナリスト。旅のお供はウィットと暗視カメラだけです。ほとんどの場所が暗闇なので、あなたの一番の友だちは必然的にカメラになります。
しかし、カメラのバッテリーはすぐに切れてしまうので、使いどころを考えないといけません。全てがあなたを捕まえようとしているので、隠れて、見て、速く走ることになります。DLCではさらにあなたのアレが切り落とされるシーンも...
4.『Five Nights at Freddy's』
マリオ化しても怖い
ビックリ系恐怖を生み出す工場のような作品。プレイする度に大抵、機械仕掛けの悪魔がスクリーンに向かって叫びながら走ってきます。そして、プレイヤーは毎回椅子から落っこちそうになるでしょう。
このゲームの恐怖を安っぽいと言ってしまうのは容易ですが、それ以上にこの作品は狡猾です。プレイヤーの失敗に対する報いとして、ビックリする恐怖が用意されています。
大抵のホラー作品でのビックリ恐怖は、それを予測できないから機能するのですが、この作品では恐怖が遠くからやって来るのがわかるから怖いというのが面白いです。もしミスを犯したら、あなたにできるのは目を覆うことだけでしょう。
5.『零 ~紅い蝶~』
実写映画化もされた人気シリーズ
『零』シリーズの2作目『零 ~紅い蝶{』はホラー写真系ゲームの決定版と言っていいでしょう。敵はどこにでも存在し得る、幽霊。触れることはできず、いつも見えるとは限らない、でも確かにそこにいる存在です。
ホラーゲームでは主人公の攻撃能力を奪うことが流行っていますが、本作ではそこにひねりが効いています。射影機というカメラを使って悪霊にダメージを与えるのです。通常時は三人称視点ですが、戦闘が始まると一人称視点となり、写真を撮影して怪現象と戦うことになります。
6.『SIREN:New Translation』
あの音が耳にこびりつく...
プレイした経験のある方は、聖堂を覚えていることでしょう。あの恐ろしいことといったら...。
『零』シリーズと同じように、『SIREN』シリーズのシステムも他では見ないものです。まわりにいる敵の脳内へ侵入、文字通り視界をジャックする「視界ジャック」を行って地形を把握、敵/屍人の目を盗んで行動しなければいけません。
ある意味、敵はつかの間の友達と言えるかもしれません。彼ら無しでは生きながらえることもできないんですから。
7.『Alien: Isolation』
SFホラーの金字塔が忠実に再現されたゲーム
映画『エイリアン』をテーマにしたゲームで、本当に怖いものはこれまでありませんでした。映画版ですら、ここ最近のものは怖くありません。しかし、このゲームはエイリアンをもう一度恐ろしい存在だと思わせてくれます。
米Kotakuクレペック記者がこの作品を遊んでいるのを隣で見ていた奥さんは、何度か叫ぶのに疲れて部屋から出て行ったそうです。ロッカーの中で怯えながら死を待つのが好きな人はどうぞ。
8.Condemned: Criminal Origins』
「残忍」の一言で表現できるゲーム。
一人称視点のゲームは多くありますが、その体験を生々しくゾッとするものに出来る作品は一握り。この『Condemned』はそんなゲームの一つです。誰かの顔面にあなたの拳が衝突する瞬間、パイプが人の肘に容赦なく叩きつけられる瞬間などを感じることができます。
ストーリーは少々宇宙人がらみの陰謀説やら他の馬鹿げたことへと進んでいきますが、ストリートファイトしていると思えば、そんなことは関係ありません。光は最小限、影が多くを占めるこの作品では、「やばい!」と感じる瞬間が何度も待ち受けています。
9.『デッドスペース』
モンスターが怖い。
驚き要素に頼ったゲーム。もしかしすると、映画『エイリアン』と『エイリアン2』のどちらが優れた作品か? という論争に近いものがあるかもしれませんが、2作目よりも1作目をオススメします。
7つ脚の化け物が、通気口から出てくる瞬間に至るまでの表現が巧みです。長い廊下を歩き、BGMの引っ掻くようなバイオリンの音が雰囲気を高めてきます。通気口の中からは何かが動きまわる音が...。
テンションが最高潮まで達し、もし運が良ければ出てくる敵を殺す満足感を得られるでしょう。しかし大抵の場合、巨大な化け物は影に潜み、プレイヤーに慎重にドアからドアまで、ゆーっくりと歩くように仕向けてきます。いつ絶叫に満ちた死がやって来るのか知らないプレイヤーを......。
10.『ゾンビU』
実際プレイした人は少ないであろう最高のホラーゲーム。
『ゾンビU』は斬新なアイデアが詰め込まれた作品で、以降のホラー作品が後を追ったアイデアなどもあります。
プレイヤーは何度も死にます。そしてゾンビたちは無慈悲に、無限にやって来ます。そして、プレイヤーを守るものは棒きれくらいしかありません。
『ダークソウル』などのゲーム同様、死ねば、死んだ場所にアイテムが残った状態で最初からスタートすることになります。もし無事にそこまで戻ればアイテムはプレイヤーのものになるのです。でもそれは「もし」に過ぎません。
長く生きていればいるほど緊張感は高まります。たくさんアイテムを持っていれば持っているほど、失うものも大きいからです。原文筆者のクレペック記者は、最初にゲーム内で梯子から落ち死亡して、数時間のプレイが無に帰した時には「両手に頭をうずめもう少しで泣くところだった」とのこと。
また、この作品ではWii Uのゲームパッドが上手く活用されています。プレイヤーはゾンビがゆっくりと近づいてきている間にも、ゲームパッドのスクリーンに目をやり、アイテムを並べ替えたり武器を装備したりしなくてはなりません。
おまけ:『Dreadhalls』
Oculus Riftを使用して初めて味わえる恐怖
この作品がリストに含まれなかったのは、Oculus Riftが必要だから。なしでも遊べますが、同じ恐怖体験はできません。
本作はダンジョンの中で出口を探すというシンプルな作品。しかし、不運なことにプレイヤーが持っているのは地図とランタンだけ。マップは進むに連れて自動的に描き上げられていきますが、下を見ないと確認できません。Oculus Riftがあれば、物理的に下を見下ろすことになりますが、ゲームもそれを意識したもので、マップを見る行為が悪魔とのご対面になるリスクへとつながっています。
クレペック記者の兄弟がこれをプレイした時には、プレイ中に膝をテーブルにぶつけてビール2缶を倒してしまう大惨事を招いたようです。
何を怖いと思うか?には個人差がありますし、他にも作品はたくさんあるので、皆さんのおすすめの怖さに特化したホラーゲームがあれば是非教えて下さい!
[via Kotaku]
(abcxyz)
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