「毎日が文化祭」ってところ、グッときますね。
この数年間でYouTubeやニコニコ動画はもちろん、pixivやクックパッド、Scatchfabなど...自分の作品をコンテンツとして投稿できるサイトが増えたと思います。今回ご紹介するサイト「makebooth」もコンテンツ型のサイトなのですが、特にジャンルは絞っておらず「モノづくりであれば何でもOK」という自由なスタンス。それゆえ、想像を越える奇抜な作品も投稿されており、ギーク的な側面もあって、なかなか面白いサイトになっています。
そしてmakeboothはなんと前回Kotakuでご紹介した「Maker Faire Tokyo 2012」のゴールドスポンサーとして出展しており、そこからサイトの本気が伺えるのではないでしょうか。
投稿されたものの中で幾つか作品をピックアップしてみました。どうぞ以下よりご覧になってみてください。
■【京色】Kyo-iro - 京都のいろ。
まずはNokirさんによるこちらの作品。日本の伝統的な色彩の「美」をAfterEffectsを用いて上手く表現しており、思わず見入ってしまいます。ところどころに和模様をあしらえているのもクールです。
■Tumblr廃人リモコン
モノづくりときたら、電気工作を欠かすわけにはいきません。そこでramencozoさんによるこちら作品をご紹介しましょう。
Tumblrといえば手軽にできるリブログ機能が特徴的で、沢山フォローしているとタイムラインに終わりがなく中毒度が高いため、「廃人」になれるウェブサービスですが、この廃人リモコンはさらにそれを加速させそう...。
■Glitch Converter
こちらはmakeboothの開発スタッフである、ソフトウェアエンジニアのkosugeさんによる適当な画像を壊してアートにしてくれるウェブサービス。
グリッチというのは音楽のジャンルにもなってますが、デジタルにおけるコードやデータの崩れ、または電子機器がが物理的にいじくられたことにより生じる不具合のことを指します。簡単に言えば「ノイズ」のことです。
このようにKotakuJAPANのロゴも、グリッチすることで違ったアートに生まれ変わります。
こんな感じで他にも「ファッション」や「料理」「工作」など、とにかく自分でD.I.Y.したクリエイションであればどんなものでも投稿可能なので、実に色んな作品が投稿されています。
モノづくりに視点が置かれているためか、ただ単に投稿するだけでなく、「レシピ」としてその制作工程や独特な切り口でコンテンツの紹介をすることが出来るので、自分の「ブース」として世界観を演じることが可能です。
非常に創作意欲が掻き立てられるサイトであり、ニコニコ動画のニコニコ技術部より人に見てもらいやすく、コンセプトが「モノづくり」であるため、ちゃんとモノづくり的視点で見てもらえるmakebooth、ぜひ自分のクリエイティビティを公開してみてはいかがでしょうか。
(佐藤カズユキ)
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