『ポケモン オメガルビー・アルファサファイア』の「エピソード・デルタ」には、長年ポケモンファンたちが疑問に思っていたことの答えが隠されているかもしれません。
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以下、ややネタバレ注意。
『オメガルビー・アルファサファイア』のエピソード・デルタでは、「無限大エネルギー」が登場します。このエネルギーは、ポケモンの力の源となる生命力と同じもの。しかし、それが元で多くの問題も起きます。
人間はこのエネルギーを使って戦争を起こしたり、災害を止めたりしましたが、その過程で沢山のポケモンが犠牲になってきたのです。『ポケモン』作品中の人間は、ワープ装置などの技術を生み出した一方で、その対価はポケモンたちの命でした。『オメガルビー・アルファサファイア』の争いの中心がこれです。プレイヤーは、人間が無限大エネルギーを使うのを止めなければいけません。
でもこのエネルギー、一体どういう理屈で働くのでしょうか? Redditorのoviさんの説は、「人間もポケモンも共に無限大エネルギーへと戻せる」というもの。あくまでも説ですが、『ポケモン』世界の多くの謎に説明がつきます。
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ポケモンも人間も無限大エネルギーに縛られていて、人間やポケモンは死ぬと、このエネルギーの状態に戻ります。そして、この生命の流れから逃れたエネルギーが人間やポケモンになるのです。
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不条理に感じられるかもしれませんが、例えばモンスターボールを見てみましょう。モンスターボールがバトルに投げ入れられた時、何かエネルギー状のものが見えます。
投げると......
エネルギー状の光が発生
光が消えていくとともにポケモンが姿を現す
『オメガルビー・アルファサファイア』では、無限大エネルギーはほぼ全ての源となっていると語られます。無限大エネルギーが無限大エネルギーとして使われる以外にどういう使われ方がされているのか? oviさんはこう書いています。
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人間がこのエネルギーをコントロールして先進技術を生み出したことは証明されています。デボンコーポレーションもそうです。よって。人間がポケモンを一時的に無限大エネルギー状態にして格納しておけるボールを作ったと考えられます。
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モンスターボールは一体どういう仕組みなのか? という長年の疑問の答えになっています。しかし、無限大エネルギーで解ける疑問はこれだけではありません。次に、進化を見てみましょう。ポケモンが進化する度に、ポケモンはエネルギーの玉へと変わりますよね?
エネルギー状の光が現れて
エネルギーの玉が発生
進化!
これが無限大エネルギーでなければ、何なのでしょうか? ポケモンが別のものへと変化するとき、より「純粋な」状態になるのでしょうか?
もしかすると無限大エネルギーは人間にも影響を与えるのかもしれません。『赤・緑』では、転送システム開発者のソネザキマサキがポケモンと合体してしまうという事態が起こりました。もし無限大エネルギーが人間にも影響を与える、もしくは人間もまた無限大エネルギーでできているのであれば、なぜ捕らえられてすぐにポケモンが手懐けられるのかの説明になります。ポケモンの無限大エネルギーを影響するか、それを書き換える技術で、トレーナーとポケモンの結びつきを強くする――などです。
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野生のポケモンを捕らえられてすぐに手懐けられるのは一体どうしてなのか? これはなかなか筋が通りません。しかし、もしモンスターボールがポケモンの精神面を書き換えてトレーナーに適合するデバイスだとしたらどうでしょうか? これがトレーナーの持つIDの理由で、他人のモンスターボールに自分のポケモンが入らないのは、IDが違うからとも考えられます。
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無限大エネルギーでポケモンをよみがえらせることが可能なのであれば、人間でも可能かもしれません。『ポケモン』の世界の人々は無限に生きられるのか、それとも生き返らせられるのか。『X・Y』のAZも3000年生きてきたとされ、AZ自身も無限大エネルギーを使ってポケモンを生き返らせ、兵器として使える機械を生み出しています。長寿もその機械の影響のようです。
この無限大エネルギー、まるで『ポケモン』版の「万物の理論」、宇宙の全てを説明できる説のような雰囲気。もしかすると、同じ顔で同じ職業で大勢存在するジョーイやジュンサーの謎もこの説で説明できるかもしれません。
皆さんはこの説、どう思いましたか?
[via Kotaku]
(abcxyz)
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