映画『マッドマックス』に影響を受けて作られたという、7分のショート・フィルム『A Good Man is Hard to Find』は、『男はつらいよ』 in ディストピア・ウェスタンな内容となっています。
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タイトルは「イイ男は見つけるのが大変なのよ」と女性がボヤくセリフからとっていますが、世界が終焉を迎え、どんなに荒廃した世界になっても、やはり女というのはイイ男を探し求めるものなのでしょうか。
製作したのは、映像監督のマイク・テスティンさん。ずっと静かなトーンで進む、ディストピアの男と女のストーリーをご覧ください。なお、職場やご家庭での閲覧には注意してどうぞ。
この世界には、この男しか残っていないのでしょう。
登場するのは、赤いファンデーションのややブラック・メタル風(?)メイクのブロンドの女・ジギー。岩山の陰から、彼女がライフルのスコープで何かを探しています。
待つ女
そこに現れたのは、男の首をロープで繋ぎ、奴隷のように引っ張りながら歩いてきたモヒカンの女・プリス。
む? あそこに見えるのは
この男は、かつてジギーが愛でていた奴隷でした。男の頭部に一発ブチ込もうとしていたプリスに、ネックレスにしていた最後の弾丸をお見舞いするジギー。命中したプリスはもう虫の息です。
うぅ、ヤラレた...
そして再び捕まえた男は、右手が改造されていました。
お前カスタムされたのかい!?
「もう手放しはしないよ、アンタはまたあたしのものになるんだからね。イイ男は見つけるのが大変なのよ。」と言うジギーを向こうから見ているのは、第3の女・アレックス。
あいつはアタシの獲物だよ
ということで、奇抜なメイクをしているとは言え、美人で自分のことを大事にしてくれる女性に飼い慣らされるだなんて、Mっ気の強い男からしたら幸せな人生ではないですか。
そもそも、どうして二人が離れ離れになってしまったのか、そして最後に登場した女・アレックスが勝つのか負けるのか、凄く気になります。それに奴隷の男は、右手を改造された後に何をさせられていたのかも。
[via GeekTyrant via io9]
(岡本玄介)
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