これだけ熱いReviewが集まっても......Archives配信されない......冗談じゃねえ......
1999年にスクウェア(現スクウェア・エニックス)より発売された、『RacingLagoon』(レーシングラグーン)というPS用ゲームソフトをご存じでしょうか? ゲームジャンルは、「ハイスピード・ドライヴィングRPG」。
【大きな画像や動画はこちら】
「何だそのジャンルは?」と思われたかもしれませんが、これはつまりレースゲーム+RPGということになります。いまだかつて見たことのない、実戦空手道とブーメランの組み合わせ並に全く新しいゲームでした。
せっかくですので、YouTubeで見つけたプレイ動画をご覧ください。
本作、ゲーム自体の完成度もそれなりだったようなのですが、いまだに圧倒的かつ熱狂的なファンを根強く持つゲームでもあります。その理由は、「ラグーン語」と呼ばれる、ゲーム中の登場人物たちの特徴的なセリフ回し。
「......冗談じゃねえ......」「街を流せば、わかるはずさ......。......走りの熱さってやつが......。」「君にはApologizeしなければならない。」などなど。全編にわたって、ポエミーなセリフにあふれかえっています。
常時そんな感じで進むことから、いつしか人は本作をこう呼ぶようになりました。「Racing Poem Game」と...。本作を語るときは、この「ラグーン語」を使うことが定番となり、発売から16年たった今でも続いているのです。すごいんだかなんだか。
先日、そんな『レーシングラグーン』に魅了された男たちが集まり、そのポエム力をフルに発揮しすぎている場所を見つけてしまいました。それが、Amazonのレビュー欄です。
まずページを開いて驚くのが、レビュースコアでしょう。レビュー数17件にして、平均星5.0! 満点!! レビュー10件以上で満点のゲームソフトなんて、初めて見ました。
そしてその下にあるレビューテキストが、またすごい。例えば、以下のようなもの。
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used game shop...wagonの中を覗けば
きっと見つかるはずさ...
『Racing Lagoon』
泣きたくなるようなlow price...
そうさ、このgameを手放していった奴らは口々にこう言った...
『こいつはcraaaaaazy gameだ』って...
.........冗談じゃねぇ.........
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このレビューには、259人中、248人の方が、「このレビューが参考になった」と投票していました。ならないよ! 全然ゲーム内容わからないよ! 一体何を参考にしたのか、248人の方にうかがいたい思いです。
続いてこちら、
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「遅いヤツには、ドラマは追えない...」
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これは本作のキャッチコピーなのですが、107人中、99人の方が、「このレビューが参考になった」と投票していました。たった一行のコピペだけで9割以上の人間を納得させる本作のキャッチコピーは、後世に残すべき名文なのかもしれません。
他のレビューも多くがこんなノリですし、こんなノリじゃないレビューも全て星5.0です。かなりラグーン語ドーピングの入ったレビューになっていますが、今の時代だからこそ評価されるべきゲームなのかもしれないと思いました。
ここまで来たら、みなさんも本作で遊んでみたくなったのでは? 残念ながら本作はPSアーカイブスによる配信は行われていませんが、ソフト自体はアマゾンで購入できます。
その価格は...新品1万2480円! .........冗談じゃねぇ.........。(中古なら2000円程度です)
レーシングラグーン[Amazon]
(コンタケ)
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