デロリアンもホバーボードもでてきませんが、『ファイナルファンタジーXV』のリードデザイナーによれば、本作は『バック・トゥ・ザ・フューチャー Part 2』からインスパイアされたそうですよ。
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Travel Garage TVとのインタビューで、『FF XV』のリードデザイナーであるワン・ハズマーさんが語ったところによると、『FF XV』のコンセプトは「現実/リアリティーに基づいたファンタジー」だとのこと。
「ここでいうリアリティーというのは、街の一番端っこに行ったとしても、それが統一されたデザインであると感じられるということ」、つまりゲームの中の世界が本当に存在して成立してそうな、もし本当の人間がその街に行けば住んじゃえそうな街、というわけです。
そして、このリアリティーに対するアプローチに影響を与えているのがロバート・ゼメキス監督の1989年の名作映画。特にマーティが未来に付いた直後のあのシーンです。
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映画序盤、マーティ・マクフライが裏道を歩くところを見ることができます。これがマーティにとって初めての「未来」体験です。
それからシーンが進むに連れ、車が空を飛んでいる様子や、人々の奇妙なファッションを見ることになります。ホバーボードなどもありますが、それでも人々は普通に歩いています。
それはなぜか? それは人々は何年もかけてこの文化を見てきているために驚かないからです。だから普通に歩いているんです。でも、あなたがそこにいたなら、驚きますよね?
この創造的プロセスのアイデアは、カルチャーショックを与えることです。でもそれと同時に、それを現実的に見せなくてはいけません。だから文化をまず考える、それがプロセスの根本にあるのです。
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こちらがその『バック・トゥ・ザ・フューチャー Part2』の未来に辿り着いた直後のシーン。こんな感じで、プレイヤーが訪れる世界の文化をしっかりと現実的につくり上げることで、ただ単に「見慣れない世界」ではなく、「おお、知らない世界だけど、ありえそう」という感覚を味合わせてくれるというわけですね。
なおワン・ハズマーさんが自身の日本での経験や写真とともに『FFXV』のゲームデザインを語るインタビュー本編はこちらからご覧になれます。
[via Kotaku]
(abcxyz)
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