こうして見ると、確かにまだまだ埋もれています。
前回の記事「続編が待たれる地味(?)な名作RPG7選」では、『レジェンド オブ ドラグーン』や『愛の伝説 オリュンポスの戦い』、『ファザナドゥ』など時代もコンソールも関係なくいろいろな良作RPG/アクションRPG作品の名前が並びました。
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米コタクのコメント欄では、「1作限りではもったいない! 続編が出来たら絶対にプレイしたい!」という隠れた名作への期待と要望が多く書き込まれたことにより、アメリカの読者が思い出深く語ったタイトルを再び...ドーンと15作品紹介しています。
■『ラジアータ ストーリーズ』
それぞれが独自のタイムスケジュールを持つ、177人のキャラクターを仲間にできる『ラジアータ ストーリーズ』。村人でも大司教でもバトルに参加させることができますが、「妖精編」と「人間編」のどちらかに分岐してから仲間になるキャラもいるため、全員と旅するのは難しいようです。
開発は『スターオーシャン』シリーズや、『スターオーシャン』シリーズを手がけてきたトライエース社によるもので、発売はスクウェア・エニックス社というだけあって、筋金入りのJRPGです。
それでもユーモアが交えてあり、魅力的で豪華な内容と、セルシェーディング・アニメーションを使ったグラフィックが海外のゲーマーにも受けたようです。
それと、忘れてはいけないのが右足で蹴っ飛ばすアクション。調べるのも話しかけるのも、ケンカを売るのもこの動作という、ユニークなものとなっています。
コメント欄では、音楽面にも注目したSwordBreakerさんがこう書き込んでいます。
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これは初めから終わりまでブっ通しで遊んだ数少ないJRPGのひとつだよ。ユーモアも含めて、たくさんの感動する瞬間があるよね。
トライエースの戦闘システムも素晴らしいし、サウンド・トラックだってジャズっぽくて病み付きになっちゃうんだ。ボクが知るトライエース作品の中では、唯一桜庭統さんが作曲で参加していないようだけど、この作曲家は桜庭さんのライバルになるくらい、ステキな音楽を作ったよね。
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■『ゴッド・スレイヤー はるか天空のソナタ』
ファミコン時代の隠れた名作ですよね。『ゼルダの伝説』風ですが、溜めてから遠方に放つフォース攻撃やスムーズな斜め移動、軽快なジャンプなど、マップ画面でのアクションが操作していてとても自由で楽しい作品です。
核戦争で滅びた世界で冷凍睡眠に入り、100年後に蘇った地で救世主と崇められる主人公。今で言うところの、ディストピアとスチームパンクの要素が取り入れられた先進的なテーマが、当時は時代を先取りして斬新だったであろうと思います。
そして当時を振り返る、PresidentObamaさんのコメントがこちらです。
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ボクの懐ゲー投票には、ファミコン用ソフト『ゴッド・スレイヤー はるか天空のソナタ』に一票を入れるよ。もしかすると、これが唯一遊んだ『ゼルダ』風ゲームだったかもしれないけれど、最低限『ゼルダ』と同じくらいは楽しめたかな。
テクノロジーの国が核戦争で滅んだ後の、魔法の国を舞台に探検するだなんて、当時としては本当にオリジナリティー豊かで、賞賛せずにはいられないようなストーリーだったよね。
暗い出来事があったというのに、ユーモアを含んだ遊び甲斐のあるシーンもあったよね。
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■『ローグギャラクシー』
『ドラクエ』や『FF』シリーズに値するほどの大作RPGを目指して作られた、レベルファイブのアクションRPGがこの作品です。
『FF』にもミニゲームがいろいろありますが、この『ローグギャラクシー』にも「インセクトロン」という、クセになってしまうものが遊べるようになっているのも高ポイントでしょうか。
バトルのシステムは敵と遭遇した地形が活かされたり、武器合成ができたりと楽しいリアルタイム・アクションが展開されます。声優には俳優の玉木宏さんや上戸彩さんが起用されているのも良いですね。
そしてコメント欄にて、悔しい気持ちを綴るDarastryxさんによるが書き込みがこちらです。
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チキショー、今日までこのゲームのことを忘れていたぜ。
俺の後悔の一つには、別れた元カノに彼女の『FFXII』と交換してこのソフトをあげてしまったことなんだよな。あの頃を振り返れば、ネットではこのソフトがあれから8年経った今でもまだ結構な値段で取り引きされているだなんて...間違った選択をしてしまったよ。
どうして俺がこのゲームを好きだったのか確かではないけれど、このゲームは『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』みたいな進み方だったよね。それが悪いってことじゃなくて、決して目新しくないけどそれも良かった。テーマも世界観も魅力的だったね。
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■『エターナルアルカディア』
例えて言うなら、『ファンタシースター』。海賊的な要素と空飛ぶ帆船がミックスされたような作品がこちら。開発チームが同じだそうで、だからこそ尚更ソレっぽい感じもするかもしれません。
実は多くのプレイヤーたちが、このゲームを「難しい」と思いながらプレイしていたらしく、とりわけ何度も何度もランダムに起こるバトルに難易度の高さを感じていたようです。
2000年に『ドリームキャスト』用にリリースされた2年後、様々な要素が追加・強化された『エターナルアルカディア レジェンド』が、『ニンテンドーゲームキューブ』に登場しました。海外でも非常に高い評価がされている作品なのだそうです。
コメント欄では、Matthew Eatonさんがこのような感想を書き込んでいました。
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もしも開発者が帆船のバトルだけにしたら、ボクはもう天国にでも昇天した気持ちになるだろうね。そこの部分がボクをゲームに引き込んだところだかね。
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■『シークレット・オブ・エバーモア』
日本では未発売の『スーパーファミコン(SNES)』用ソフトがこちら。スクウェアソフトが開発し、1995年に発売されたこの作品は、見た感じ『聖剣伝説2』や『クロノトリガー』っぽい印象を受けるかもしれません。
それもそのはず。ゲームの雰囲気はアメリカっぽさを強調するよう、日本のスクウェアから指示があり制作されつつも、北米の子会社スクウェアソフトが『聖剣伝説2』からいろいろ流用しているのだそうです。
B級映画好きの主人公と、その犬が主役のこのゲーム。エバーモアという異世界の、各エリアに合わせて犬が変身し、ゲーム上では人工知能がその犬を自動で操ります。上のオープニング動画を観る限り、続編どころかこの1作目を日本でリリースして欲しいですよね。
■『ベイグラントストーリー』
これまで登場したRPGとはちょっぴり違う、ロールプレイング・アドベンチャーというジャンルの本作品は、かつて『ファミ通』のクロスレビューで初代『プレイステーション』で唯一の40点満点を獲得したものです。
監督と脚本が松野泰己さんだけあって、『ファイナルファンタジータクティクス』シリーズや『ファイナルファンタジーXII』とはイヴァリースの世界観やアイテム名などが共通のものとなっており、当時のスクウェアRPG作品のファンだった人たちはさぞニヤリとたことでしょうね。(でも実際には松野氏はそれを否定されたとか)
ともあれ松野さんは、いろんなRPGから様々な要素を取り込んだ、何か新鮮なハイブリッド作品を創ろうと考えて、出来たのがこの『ベイグラントストーリー』だったのだそうです。
敵との射程内で、コマンドを選んで任意の部位を攻撃する斬新なシステムが取り入られたものの、これが面倒、そしてパズル要素もまた難易度が高く面倒という理由で挫折したプレイヤーもいたようです。
ですが世界遺産に登録されている、フランスのサン=テミリオンとモン・サン=ミシェルがモデルとなっており、そこを舞台とした政治的なストーリーが、物語に深みを与えています。
世界観とストーリー性を好んだ、nataku00さん。彼の書き込みはこうでした。
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『ベイグラントストーリー』には続編があったらなぁと思うよ。あれはスクウェアが出した、深くて独特な戦闘システムを持つ、アクションRPGだったんだよね。
暗いけど興味深い世界と素晴らしい物語性で、たぶん初代『プレイステーション』では一番好きな作品かもしれないな。初代プレステの、どの『ファイナルファンタジー』作品よりずっと好きだよ。
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■『センチネル・ワールズ I:フューチャー・マジック』
これは1989年に『コモドール64』と『DOS』用に登場したSFロールプレイングゲームです。
タイトル画面には、完全に『ターミネーター』のシュワちゃんが描かれているだけでなく、音楽は『ミッション・インポッシブル』の有名なあのメロディーを(よく言えば)オマージュしているのが一目瞭然です。いざゲームを開始すれば、『エイリアン』のリプリーをリスペクトしたであろうキャラクターも出てきます。
当時の大らかだった(?)時代を感じますね。
軽快なチップ・チューンはポップで良い感じですし、敵機とのドッグファイトや、各惑星でいろんな鉱物を掘り起こしたりも出来る、SF-RPGのパイオニア作品なんですって。おそらく当時のSFファンとゲーマー両方には、モニター上で出来る宇宙旅行として好まれたのではなかろうか...と思います。
当時のSFゲームが好きだったというJohnGreenArtさんは、昔を振り返ってコメントでこう残しておられます。
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ボクが好きだった『コモドール64』のクラシックRPGは、『ケンタウリ・アライアンス』、『センチネル・ワールズ』、『バッド・ブラッド』、『スペース・ローグ』、『マーズ・サガ』だね。いくつかは精神世界的な続編が作られていたりもするけど、特定の宇宙空間をモダンなテイストで探検するのが好きなんだよね。
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■『ルセッティア 〜アイテム屋さんのはじめ方〜』
日本の同人ゲームでありながらも、Steamで発売後4週間で2万6000本を売り、2010年末までで10万本以上を売ったという地域密着型アイテム屋経営アクションRPGがこちらです。
このゲームはちょっとユニークでして、RPGながら普通に勇者が冒険するのが本筋ではありません。父親が残した借金を支払うために、残された娘がアイテム屋を開いて、勇者を雇ってダンジョンにアイテムを取りに行ってもらい、それらを合成して高価なアイテムを生み出し販売するのが目的なのです。
原作では「くるみパンだ、ありがとうございます!」というセリフが、英語版では「Capitalism,ho!(資本主義(笑))」というセリフに置き換えられ、あちらのネットでは2010年から有名なフレーズになってしまったようです。
このゲームを推したTenshi_aさんは紆余曲折の後、溜め息混じりにこう書かれています。
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わたしは他の『ルセッティア』の続編が欲しいな。なんでか『レンタル武器屋 de オマッセ』と『ホームタウンストーリー』を手に入れてしまったんだんだけど...違う、ダメダメダメ、嗚呼、他の『ルセッティア』が欲しいんだよ。
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■『グラディウス』
ルーカス・アーツ社が作った、ローマ帝国時代を舞台としたタクティカル・アクションゲーム『グラディウス』。100名以上のキャラクター・デザインを好きなようにエディットし、最強のグラディエイターを育てるのがこのゲームです。
米コタクでオリジナルの記事を書いたピーター・ティエリアス記者は、かつてこのゲームのテクニカル・アーティストとして開発チームに在籍していたそうなのですが、まさかコメント欄で数名がこのゲーム名を挙げるとは夢にも思っていなかったそうです。
当時の同僚たちは最高のチームだったそうで、キャラクターもクリーチャーもたくさんいて楽しくプレイができ、カットシーンもアートの領域だとおっしゃいます。もしもこれの続編が作られるのであれば、夢が叶うようなものだ、とのことです。
このゲームに対して、コメントを寄せたのはAlex Hさんです。
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ルーカス・アーツの『グラディウス』は、いつも私の大好きなゲームだったよ。位置戦略は非常に賢いものだったし、階級も特定のキャラたちも良かったね。
もしもトーナメントをカンペキなものにするのであれば、おぞましいイエティーを参加させて欲しいね。でもそれをするには、続編が必要だよね。
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■『アナクロノックス(Anachronox)』
3人称サイバーパンク・アクションRPGだというこのゲームでは、銀河の彼方にある惑星で、ツキに見放された探偵がスラム街から宇宙の真理を暴くストーリーとなっています。ですが、もしもその秘密を紐解いてしまったら、宇宙が壊滅する危機が訪れるのだとか...!?
上の動画を観た感じ、あたかも映画『ブレードランナー』かのような、はたまた『トータル・リコール』かのようなテイストがソソりますよね。
2001年に『ウィンドウズ』機のみでリリースとなったこのゲーム。物語のラストでは続きが出来るような示唆があったようですが...ディベロッパーのIon Storm社は、このゲームをリリースした後に店をたたんでしまったのだそうです。超残念!
ではこのゲームのファンであるSeriously Mikeさんのコメントをどうぞ。
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ボクだったらリストに『アナクロノックス』を加えたいね。
素晴らしいJRPGと西洋の物語が見事に融合されて、皮肉めいた空想科学の設定があって、エンディングにはあからさまに続編へ続く表現もあったんだよね。でも悲しいことに、Ion Storm社はこのゲームを発売した直後に閉鎖しちゃったんだよね。
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■『アルカナム:オブ・スティームワークス・アンド・マジック・オブスキュラ(Arcanum: Of Steamworks and Magick Obscura)』
上の動画はイントロのムービーなのですが、同じく2001年に『ウィンドウズ』機でリリースされた上記『アナクロノックス』と比べると、グラフィックとアニメの美麗さが雲泥の差ですよね。
機械技術と魔法文化が入り乱れたスチームパンクの世界が舞台の,『ディアブロ』風RPGとのことですが、人間だけでなくエルフやドワーフ、オークやアンデッドなどのファンタジー系に属する種族も登場し、英国紳士のような格好で登場したりするのだそうです。
政治問題で国家が分断させられている深いストーリーもあり、広大過ぎるマップと果てしない自由度で、一旦のめり込めば抜け出せず、ひとつのクエストを終わらせるのにも長い時間が掛かる、やりこみ度満点のゲームなのだとか。
たとえば街の人を全て殺してしまうことも、メイン・クエストを断ることも、善悪無関係にパーティーを組むことも出来るとあって、プレイヤーの創意工夫次第では無限に遊べてしまうことでしょう。
ではこのゲームを知り尽くしている、UndeadGalahadさんのコメントを読んでみましょう。
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『アルカナム』だよ。もしも馴染みがないようであれば、オリジナルの『フォールアウト』を舞台に、トールキンのようなファンタジーの世界観が、ディストピア世界ではなく工業革命時代に広がっているようなものだと思えば良いかな。
ゲームの鍵となるのは、魔法とテクノロジー的なインターフェイスで、魔導を極めるのも早撃ちガンマンの名手になるのも、爆弾使いの熟練になるのも、それに狂気の科学者になることだって可能なんだ。
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■『ジェイドエンパイアー』
古代中国を舞台とした、三人称視点の武侠アクションRPGという一風変わったゲームがこちら。『スター・ウォーズ:ナイツ・オブ・ザ・オールド・リパブリック』や『マスエフェクト』、『ドラゴンエイジ』シリーズを作ったディベロッパー、バイオウェア社が送るユニークな格闘&魔法アクションRPGです。
ターン制ではなく、シームレスにリアル・タイムでバトルが行われ、心・技・体のレベルを上げてキャラクターを育てるだけでなく、精神力の源である「気」の使い方もあり、武器は様々な格闘系の武具が使えるのだとか。
では画質にこだわりのある、wingsdjyさんによるコメントです。
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私は『ジェイド・エンパイアー』の続編が見たいな。それがムリだとしても、最低限HDリマスター版で。
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■『ラストレムナント』
『ロマンシング サ・ガ』の開発チームが着手し、戦闘などでそのシステムを流用しているスクエニらしいJRPG大作。いくつもの都市に分かれ、4つの種族が暮らす世界で、レムナントと呼ばれる謎の物体による強大な力を使い、戦闘中の武器にして使ったりします。
主人公のラッシュ・サイクスをはじめ、妹のイリーナなど『FF』的な美男美女キャラだけでなく、その他の種族の独特なデザインの仲間など、美麗グラフィックと最大70体による集団戦という迫力のバトル、そして古代から伝わるレムナントを中心にラッシュの素性を解き明かすストーリーにのめり込み、世界中で続編を心待ちにしているファンが多いようです。
そんな愛好家のひとりであるEnoOnmaiさんの推薦文を見てみましょう。
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僕はスクエニが作った『ラストレムナント』が大好きだったね。
物語も良いし大勢いるキャラクターも、音楽も、新しいスタイルのゲームプレイや世界観でさえも『FF XIII』より印象に残るものだったよ。いくつかのボスを倒すのはちょっとキツかったかもしれないけどね。
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■『ライブ・ア・ライブ』
1994年にスクウェアが『スーパーファミコン』でリリースしたオムニバス・ストーリーのRPGです。
これは漫画家の小林よしのりさんが、月刊コロコロコミックで連載していた企画で、ゲーム化を希望していたところスクウェアが名乗り上げて開発に至った...というちょっと珍しい経緯を持つ作品なのです。
7つのストーリーを任意の順番でクリアすると、中世編がプレイできるようになり、それをクリアしてやっと最終編へと突入。そこでは、これまでプレイしてきた各ストーリーの主人公ひとりを選んで戦います。
ディレクターは『半熟英雄』や『ファイナルファンタジーIV』の制作にもたずさわった時田貴司さんで、キャラクター・アートは各ストーリー毎に違った漫画家さんたちが参加されており、小林よしのりさん、青山剛昌さん、藤原芳秀さん、石渡治さん、皆川亮二さん、島本和彦さん、田村由美といった小学館の看板作家たちがズラっと顔を揃える豪華っぷり。
当時のファンたちのお陰で今の人格形成が出来上がったと言う、Cerxiさんのコメントをどうぞ。
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これまでの中で、大好きなRPGのひとつは『ライブ・ア・ライブ』だね。西洋ではリリースされなかった日本の地味めなお宝だけど、会話シーンを翻訳してくれたスーファミ・ファンの人たちが頑張ってくれたからこそ、僕はこのゲームを体験できたんだ。僕が子供の頃にそれをやってくれた彼らのおかげで、今の僕があるんだよ。ありがとう。
この物語は息を呑むもので、いくつかのマシーンなんて、あの時代からしたらそうとう先見の明があったよね。バトルのほうは...まぁオーケイだったけど。
でもマジで、僕を驚かせてくれたゲームで5本の指に入るのがこれだよ。伝説として語り継がれるであろうRPGだね。全クリアするまで何度もプレイしたゲームだけど、続編は作られなかった。何故なら神は存在しているけど、僕たちのことを嫌っているからね。
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■『タイパン!』
1982年に、『Apple II』と『TRS-80』、そして最近になってiPhone用にもリリースされたターン制ストラテジーのクラシックがこれ。
元々は、1985年の映画『ザ・フライ』や『大脱走』などの脚本を手掛けたジェームズ・クラベルさんが書いた小説『Tai-Pan』で、これを基にしてゲーム化されたものなのだそうです。
1860年代の大海原に帆船を進め、香港や上海、長崎屋シンガポールなどを行き来してアヘンやシルク、弾薬などを貿易しつつ、襲撃してくる海賊と戦い、泥棒を防ぎ、海の神に感謝を捧げるのがこのゲームなのです。
スタート時には無一文だけど拳銃を5丁だけ持って船旅に出るか、それとも幾ばくかの現金と負債を持って出るかを選び、貿易や戦いを繰り返して100万ドルが貯まった時点でリタイアするかどうかを決める...というのが大まかな趣旨です。
こちらのウェブサイトから無料で遊べるようになっていますので、コマンドの頭文字のアルファベットとエンターキーで操作してプレイしてみてください。ほとんど動きもなくすっごく地味ですが、乗組員に指示する船長気分が味わえるかと思います。
とんでもなくシンプルながらも、戦略と運に左右されるこのゲーム...ハマると中毒になってしまうということもあるのです。その信者である、matthewweflenさんの書き込みもどうぞ。
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小説から影響を受けて作られたにも関わらず、全くもって原作と公式な繋がりがないんですよね。私は80年代、これを『Apple IIc』で死ぬほどやり込んだんですよ。これは標準的なターン制の貿易ゲームなのですが、子供の頃の私の脳ミソに、多くのファンタジーの影響を与えてくれたのは確かです。
ブラウザー版でもプレイできますが、軽く6時間くらい潰せちゃうだなんて、注意書きはありませんでしたよ。
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以上、米コタクのコメント欄から取り挙げられた「まだまだあるゾ! 続編が待たれる地味(?)な名作RPG15選」でした。
さすがに今回のチョイスは、前回の2倍の量の作品が並んでいますので、日本の読者のみなさんが続編をプレイしてみたいゲームが何個も入っているのではないかと思います。やっぱりスクエニのJRPGが多めでしたが、洋ゲーでも面白そうなものはいろいろ在るものですね。
「そういえば、あんなゲームも良かったよね! 」など他にもありましたら、ぜひとも教えて下さいね!
15 More Obscure RPGs We Wish Had Sequels[Kotaku]
(岡本玄介)
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