アマゾンの音楽ベストセラーは『アナと雪の女王 オリジナル・サウンドトラック』(執筆時現在)と、音楽界でも「レリゴー」旋風が吹き荒れましたが、皆さんが2014年に一番聞いたアルバム、曲は何でしょうか?
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コタク・ジャパンの中の人が選ぶ「2014年ベスト音楽」は以下より。
■ヤマダユウス型(コタク・ジャパン・ライター)
【1位】水曜日のカンパネラ / 私を鬼ヶ島に連れてって
【2位】especia / GUSTO
【3位】amazarashi / 夕日信仰ヒガシズム
【4位】Triune Gods / ≠ three cornered world
【5位】BiS / WHO KiLLED IDOL?
【6位】凛として時雨 ピエール中野 / Chaotic Vibes Orchestra
【7位】Syrup 16g / Hurt
【8位】空気公団 / 音街巡旅1
【9位】くるり / The Pier
【10位】ハンバートハンバート / むかしぼくはみじめだった
千利休、ジャンヌダルクなどを韻高らかに掘り返す女性ラッパー・水曜日のカンパネラに一耳惚れした2014年でした。especiaはトレンディドラマを思わせるアーバンなサウンドでこれまたセンセーショナル。amazarashiなんてアルバム名からして賛美せずにはいられない、ウマい。反面、落ち着きたい時は空気公団やハンバートハンバート。聴覚を休ませる音楽のありがたみが沁みます。
- GUSTO [CD]
- つばさレコーズ
■abcxyz(コタク・ジャパン・翻訳者)
【1位】James Blake/Overgrown
【2位】大竹しのぶ/Lana Del Rey/Once Upon a Dream
【3位】Lorde/Pure Heroine
【4位】Lana Del Rey/Ultraviolence
【5位】Nimmo And The Gauntletts/Others
【6位】Ylvis/The Fox
【7位】Kasmir/Vadelmavene
【8位】Milla Rumi/Sita mika vaan
【9位】Robin/Boom Kah
【10位】Die Antwoord/Donker Mag
James Blakeの『Overgrown』は独特の浮遊感がたまらない作品。映画『マレフィセント』の主題曲「Once Upon a Dream」は、Lana Del Rey版と大竹しのぶ版で違った魅力があり楽しませてくれました。コタク・ジャパンではLordeの「Royal」のパロディ「ハイラル」を紹介していますが、元となった曲を収録するアルバム『Pure Heroine』もお勧め。10位のDie Antwoordはニール・ブロムカンプ監督の新作『チャッピー』に出演している点にも注目です。
- Overgrown
- Republic
■イチカ(コタク・ジャパン・ライター)
【1位】80kidz/FACE
【2位】King810/MemorisofaMurderer
【3位】PoterRobinson/Worlds
【4位】Fear,andLoathinginLasVegas/PHASE2
【5位】Untold/BlackLightsSpiral
【6位】Angerfist/TheDeadfacedDimension
【7位】SuicideSilence/YouCan'tStopMe
【8位】DuckSauce/Quack
【9位】Chiodos/Devil
【10位】三毛猫ホームレス/インターネットe.p.
1位は80kidzらしい電子音なのにロックな『Venge』からの『Face』までを今年1番リピートしたので。2位は暗い・重い・激しいで特に『WarOutside』。3位は流行りのEDM的なキャッチャーな感じではない異質っぽさ!『Flicker』のループ感やばい。5位のUntoldは、ネクラ系頭がおかしくなるテクノで中毒性が。7位はミッチの死から新しい1歩っていうのも含めて。10位は頭から離れないヤツ!
- FACE
- AWDR/LR2
■スタナー松井(コタク・ジャパン編集長)
【1位】Sleep/The Clarity
【2位】Gridlink/Longhena
【3位】Thou/Heathen
【4位】Anaal Nathrakh/Desideratum
【5位】Pallbearer/Foundations of Burden
【6位】Old Man Gloom/The Ape Of God I, II
【7位】Electric Wizard/Time to Die
【8位】Cayetana/Nervous Like Me
【9位】EYEHATEGOD/EYEHATEGOD
【10位】White Lung/Deep Fantasy
よく聞いた順。1位のSleep20年ぶりの新曲は音がクリアになり、尺も傑作『Dopesmoker』に比べると短めなものの、煙たいリフの酩酊感は変わらず唯一無二です。2位は凄まじい速度とテクニックを堪能できる上に、演奏だけをじっくり聞けるカラオケバージョンがついているのが嬉しいのと、クールジャパンなジャケが印象的。8位はローファイな音が愛らしくて、癒しの一枚でした。MVもかわいい。
- LONGHENA (ロンゲーナ: +14)
- Daymare Recordings
■米田智彦(ライフハッカー[日本版]編集長)
【1位】テイラー・マクファーリン/アーリー・ライザー
【2位】ディアンジェロ & ザ・ヴァンガード/ブラック・メサイア
【3位】フライング・ロータス/ユア・デッド!
【4位】ホセ・ジェイムズ/ホワイル・ユー・ワー・スリーピング
【5位】黒田卓也/ライジング・サン
【6位】ベック/モーニング・フェイズ
【7位】U2/ソングス・オブ・イノセンス
【8位】ベッカ・スティーブンス・バンド/パーフェクト・アニマル
【9位】デーモン・アルバーン/エブリデイ・ロボッツ
【10位】ジャック・ホワイト/ラザレット
フライング・ロータスの正体はコルトレーンの甥っ子。一方、テイラー・マクファーリンはボビー・マクファーリンの息子。ジャズのDNAがラップとサンプリングは言うに及ばず、ボイパー、エクトロニカも混じって進化し堪能できる時代になったのだなと。ジャンルレスのセンスと即興性のフィジカルを持つテイラーはあらゆるアートの中でも今最高のイノべーター。そして、D、まさかの13年ぶりの年末駆け込み新作は嬉しさ余って2位です。
- Early Risr [帯解説・ボーナストラック収録 / デジパック仕様 / 国内盤] (BRC418)
- BEAT RECORDS / BRAINFEEDER
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(コタク・ジャパン編集部)
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