クリエイター陣にもコスプレイヤー陣にも、良い刺激になっています。
コスプレイヤーさんたちが手造りするコスチュームには、いろんなレベルがあります。たとえば段ボール箱に『ガンダム』と書いただけの衣装もあれば、反対に特殊メイクを施してハリウッド並みのクオリティーを再現する、プロ顔負けのものも。
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一方、そんなハリウッドの世界でプロの仕事をする、特殊効果やコンセプト・アートなどのアーティストたち。この2者はなかなか出会う機会がなさそうですが...?
とあるコンヴェンションにて、『ホビット』の製作チームが『ホビット』と『指輪物語』のコスプレイヤーさんたちと交流する機会があり、プロがコスプレのレベルの高さに驚き、大絶賛する様子が動画になって公開されました。
プロが特殊メイクをしてくれるチャンスも!
この場所は、以前の記事「彼らはなぜコスチュームを着るのか? コスプレイヤーたちのドキュメンタリー」でご紹介した「ローズシティー・コミック・コン」でしょうかね。
『ホビット』のクリーチャー・エフェクトを担当された、リチャード・テイラーさんをはじめ、コンセプト・アーティストのリンゼイ・クルメットさん、リード・クリーチャー・デザイナーのアンドリュー・ベイカーさんが来場されていたようです。彼らがコスプレ会場でファンたちの『ホビット』及び『ロード・オブ・ザ・リング』のコスプレをご覧になることで、コスプレイヤーたちの熱意を身近に感じ、嬉しさが溢れている様子が伺えます。
YouTubeチャンネルCosplay Boom制作のこの動画。インタヴューに答えるクルメットさんは、会場で女性ファンによるドワーフのコスプレを観て「髪の毛から何まで自分がデザインしたものだけど、忠実に再現していて驚きですね。」と興奮気味にお話されています。
これからはドワーフ系女子の時代
逆に、指輪の幽鬼ナズグルの衣装を独学で溶接して造った方は、テイラーさんが細かい部分まで丁寧に観て色々話してくれるので、もう嬉しさで涙が出そうだった、とおっしゃいます。
テイラーさん危うし!
互いの交流は、トールキンの小説で育ち、その世界が大好き過ぎてコスプレをしてしまった方々にとっても貴重な体験だったようですし、クリエイターのみなさんもファンの愛を感じられるイベントとなったようです。
Good Job, Cosplayers. The Hobbit Effects Creators Are Impressed.[Kotaku]
(岡本玄介)
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