歌手にとって、歌唱力などの音楽性はもちろんですが、ファッションも印象の為の重大ポイント。視覚的影響力がありすぎる、そんな男性歌手をカナダのWatchMojo.comさんがまとめてくれました。洋楽に興味が無かった方も、これで詳しくなれるかも? 一石二鳥な動画を今すぐチェック!
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な、なんじゃこりゃあ!
■第10位:『シーロー・グリーン』
派手な衣装はもちろん、ふくよかな体型も相まってインパクト大!
歌はもちろん、ラップもこなす多彩なアメリカのミュージシャン。一時は、頭皮にタトゥーが入っており、更に迫力がありましたが、それだけではなく、自身のMVでカーミットやミス・ピギーが登場するザ・マペッツのキャラ達とコラボしたり、その活動でも衝撃を与えています!
■第9位:『フレディ・マーキュリー』
眩しいイエローの衣装を着こなしてます!
1991年に亡くなった、イギリスの伝説的ロックバンド「クイーン」のボーカル。しかし、現在も彼の歌声は世界的な人気を誇ります。名前を言われてピンとこない方も、CMソングなどで『We Are the Champions』や『We Will Rock You』は聞いたことがあるはず。
自宅に日本から職人を呼んで日本庭園を作ったなどといったエピソードもあり、日本とも縁があります。更に愛猫家で、特に溺愛したディライラちゃんの愛を語った曲も発表するほど!
フレディの衣装は、その奇抜さ故に一部ではお笑い種にされていますが、ライブパフォーマンスを見れば、彼の歌声に添えられた芸術の一つであると分かります。
■第8位:『アリス・クーパー』
ある意味ヴィジュアル系の創始者かも
最初はグラムロックのジャンルに入れられていましたが、目の周り真っ黒なホラーメイクに、電気椅子にギロチン、血みどろのパフォーマンスと、その後に「ショック・ロック」という新たなジャンルを確立させ、後のアーティスト達に大きな影響を与えたお方。
今でこそ男性歌手がハードなゴシックメイクをする事なんて、騒ぐ事でもないですが、それを60~70年代のヒッピームーブメント真っ只中のアメリカで始め、更に商業的成功を収めるなんて、タダものじゃないです、本当に。
■第7位:『ボーイ・ジョージ』
華麗に復活
カルチャー・クラブのヴォーカリストであり、個性的なのはもちろんの事、性別にとらわれない自由なファッションスタイルが印象強い、ボーイ・ジョージ。
カルチャー・クラブの代表曲「カーマは気まぐれ」などは、一度は聞いたことがあるはず。薬物問題などなど様々な出来事があり、一時は「劣化」などと言われてしまいましたが、52歳にして35kg以上のダイエットに成功し、美貌を取り戻した彼の努力は圧巻です。
■第6位:『マリリン・マンソン』
実は猫大好きで、裁判する程なんです
バンド「マリリン・マンソン」のヴォーカリスト。マリリン・モンローとシャロン・テート事件で名高いチャールズ・マンソンから名付け、自伝本では常軌を逸した親族について語り、不思議の国のアリスを基に実写映画を制作しようとするも、暴力的で性的なトレーラーにより、物議をかもし、プロジェクトは中止。
絵を描き、アブサンを愛して自社ブランドを立ち上げるなどなど、彼に関して話は尽きる事がありません......
■第5位:『プリンス』
プリンスといえば、パープルですよね?
作詞に作曲、歌うのはもちろんの事、多種多様の楽器を自身で演奏し、更にレコーディング、プロデュースまで、ほぼ一人でこなすという天才。更に超多作家でストックだけで数千曲があると言われています。また優れた曲でもアルバムの流れに添わないのはボツ! という徹底的な完璧主義。
初期から中期は、非常に卑猥な歌詞やセクシャルなパフォーマンスが多く、元アメリカ合衆国副大統領のアル・ゴアの妻、ティッパー・ゴアが11歳の娘がプリンスの曲を聴いているのを見て、その卑猥な歌詞に憤慨し、「Warning label」つまり警告シールを貼る事を義務付ける法案を提出。プリンスはその警告シールを貼られた第一号になりました。
現在も活動を続けている一方で、2011年以降はインターネット上で横行する海賊行為を理由にアルバムの発売を見合わせているそう。日本では『ジョジョの奇妙な大冒険』の荒木飛呂彦先生が大ファンなことでも有名です。
■第4位:『マイケル・ジャクソン』
スリラーのPVを初めて見た時の衝撃!
知らない人は、きっといないでしょう。死後もなお忘れられる事なく人気を集めるMJ。個性的な彼のファッションの中でも私がすぐに浮かぶのは、キラキラのグローブに白いハット、赤いレザージャケットに、金のアクセントが眩しいミリタリージャケット、腕章、そしてサングラス。
改めて言うのも野暮かもしれませんが、ファッションだけでなくマイケルの代名詞ともいえる、ムーンウォークやゼロ・グラビティなどのダンスパフォーマンス、そして4オクターブにも及ぶ音域と歌唱力、全てにおいて素晴らしいとしか言いようがないパフォーマーです。
■第3位:『リベラーチェ』
奥の車は、もちろん特注
アメリカのピアニスト...ですが、ピアニストというと、静かにピアノに向かう姿が浮かぶかと思います。しかしリベラーチェは、そんなピアニストではございません。
アメリカのみならずヨーロッパ諸国でも人気を得たリベラーチェ、彼のその魅力は演奏だけではなく、豪華で派手すぎる衣装に、更にド派手なステージパフォーマンスそして気さくな人柄にあります。
ぎらっぎらなマントに、ふりふりのドレスシャツ、床を引きずる長さのもこもこの毛皮マントに赤いジャケット、羽が広がるマント、キラキラピンクにシルバーが眩しいストライプ生地のスリーピースにお揃いのマント、もう貴族を通り越した眩しさ派手さ。ステージパフォーマンスもワイヤーで空中から登場、運転手つきのリムジンから登場、デコレーションされた白いピアノに、噴水まで!
クラシック愛好家たちからは、「悪趣味」と眉を顰められたそうですが、その派手なパフォーマンスが受け、人気TV番組に多数出演、ラスベガスで定期的にショーを開催し、更にはホワイトハウスに招かれ、当時の大統領ハリー・S・トールマン大統領の前でも演奏したとか!
もちろん演奏技術も素晴らしく、4歳からピアノを始め、7歳にして、音楽大学から奨学金を獲得するという天才少年だったそうです。2013年に彼の最後の10年を描いた映画、「恋するリベラーチェ」が公開されていますので、彼について興味を持った方は、ぜひ!
■第2位:『エルトン・ジョン』
ビジューがたっぷりのキャップが気になります...
今でこそ、大分地味なおじさんになりましたが、昔のエルトン・ジョンは、びっくりするほど派手すぎるサングラスに、奇抜すぎるスーツを着たりとインパクト大。しかし、ピアノを弾いて歌い始めると、その表現力と個性的な見た目に困惑!
近年は、過激な言動が目立ちますが、サシャ・バロン・コーエン主演の「ブルーノ」に登場した時は、驚きました......。
そして第1位は...? と、その前に番外編、一気に行ってみましょう!
アンドレ3000
ヒップホップデュオ「アウトキャスト」のメンバーであり、カートゥーン・ネットワーク制作の「クラス・オブ・ミュージック!」の制作や主役のサニーの声優も務め、また2008年にはアパレルブランド「ベンジャミンビクスビー」を立ち上げています。プレッピーやトラッドな装いに、独自のセンスを合わせたファッションが特徴的。
フレイヴァー・フレイヴ
ヒップホップグループ「パブリック・エネミー」のメンバー。彼の特徴......それは首にかけてある、壁掛け時計に尽きます。
ウィル・アイ・アム
ブラック・アイド・ピーズのメンバーでもあり、NASやマイケル・ジャクソン、U2などの大物と楽曲制作やプロデューサーとして活躍。「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」で、ジョン・ライス(ケストレル)役として、映画に出演しています。
■第1位:『デヴィッド・ボウイ』
栄えある第1位は、この方!
カメレオンと称されるほど、時代と共に大胆に音楽性を変えるミュージシャン。
以前ジギー・スターダストの秘話も紹介しましたが、やはり70年代のオレンジ色の髪にアンドロジナスルックが有名です。デザイナーの山本寛斎氏が関わったステージ衣装には日本の伝統要素が散らばり、どこかの一つジャンルにカテゴライズする事は難しく、「デヴィッド・ボウイ」という一つのスタイルとなっていると感じます。
ご紹介した男性歌手、全員...とまではいかないと思いますが、忘れられない何かはあったかと思います。ロック、パンク、モッズ、メタル...音楽とファッションは、非常に密接な関係しています。ミュージシャンのファッションによる影響力、そしてファッションの為の努力が垣間見られたのではないでしょうか。
思い切ってイメージチェンジをしたいという方は、この記事を参考に......はしづらいですね。
Top 10 Outrageous Male Music Fashion Icons[YouTube]
(紅緒)
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