みなさんの中で、オキニのゾンビはなんですか?
と、上級者向けの書き出しをしてしまいましたが、よく訓練されたコタク読者な皆様は、きっとそれぞれ心の中に最恐ゾンビ像があるのではないでしょうか。僕もかつて、ひとりのゾンビに心を奪われました。それはもう18年も前のことです。
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ストーリーの舞台は不気味な洋館。そこに迷い込んだ主人公=僕は、まずはその舞台を探索することにします。
上下キーで前後移動、左右キーで旋回。よくある十字キーで押した方向へ移動するというものではなく、まるで戦車ゲーのような操作はすごく斬新でした。グルグルグル(移動のつもりがその場で旋回する音)。
ゆっくりと音と立てて開くドア
なれない操作に戸惑いながらも、なんとか次の部屋へ。きしむドアを開けた先に......。
だっ! んにっ、逃げえぇぇぇ! (グルグルグル......)。
ち、ちがっ、違うダッシュ、ダッシュ! (グルグルグル......)。
そうです。初代「バイオハザード」。それが高画質HDリマスターにより「biohazard HD REMASTER」として復活を遂げているんです。最後にチラっと出てきましたが、シリーズの原点となったあのゾンビさんも、HDでヌルヌル動いて荒れ気味のお肌もくっきり。さすがのHD。
というわけで、「カリスマゾンビ」は初代バイオハザードのあの人でした。映画を含めるとカリスマといえるゾンビは数多く居ると思います。でも。ゲーム界となると、この人が最も多くの人を驚かせている功労者と言えるのはないでしょうか。ある意味、この人からゲームにおけるゾンビブームが始まったと言っても過言ではありません。
そんなbiohazard HD REMASTERは、すでにPS3/Xbox 360版が発売中。そして2015年1月20日にはPS4/Xbox One/PCで発売が決定しました。
『ドアを開けるときは深呼吸して、覚悟を決めてから』
かつてプレイした方はそんな緊張感を思い出したのではないでしょうか。
また未プレイの方も、これを機に名作ホラーをぜひどうぞ。「戦車ゲー」と喩えたオリジナルの操作はややクセがありますが、アナログスティックで直感的に動かせる操作モードも搭載されているため遊びやすく、ややカジュアルになっています。
ただし、ドアを開ける。その時だけは......お覚悟を。
ギギギギギ・・・・
(小暮ひさのり)
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