でもスケベが目的だとバッドエンドなのは明白かも?
「バルセロナでサグラダ・ファミリアに行ってみたい」、「ローマの朝市で買い物がしたい」、「ロサンジェルスのヴェニス・ビーチでサイクリングがしてみたい...」などなど、普通であれば自分が行けない場所と出来ない事を、モニター越しに誰かがアナタの代わりに体験してくれるシステムが開発中なのだそうです。
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これは『オムニプレゼンツ』という、一応「ゲーム」として作られているもので、内容としては現地にいる生身の人間がアバターとなり、ライヴ・カメラとネット回線で、遠く離れた場所にいるプレイヤーの指示に従って色々行動してくれるのです。
現在このプロジェクトを完成させるために、インターネット上で資金調達をしていますが、さてはて実現しますでしょうか? とりあえずどんなものなのか、以下でトレイラーをご覧になってみてください。どうぞ!
旅行に行くより安上がりで体験ができますね!
アイディア次第でいろんな楽しみ方が出てくるかと思いますが、基本的に開発者の狙いとしては、人対人としての信頼関係に基づいて、このシステムをチャリティーの精神で使ってもらいたいのだそうです。
たとえば遠く離れた海の向こうで、食べ物や衣服を必要としている人々に対し、プレイヤーがアバターに転送したお金で、現地でチャリティー活動を代わりにやってもらい、その様子をリアルタイムで疑似体験する、というような使い方が理想なのだそうです。
何をするかはひとまず置いといて...これまでのSNSとは一線を画し、より生身のソーシャル・ネットワーク体験が出来るのも魅力の一つとうたっています。一応、アバターとなる人にはプレイヤーがお金を支払って行動してもらうことになります。
さらに、将来的にはアバターに360度カメラを搭載してもらい、『Oculus Rift』ユーザーのプレイヤーであれば、もっとリアリスティックなヴァーチャル体験が楽しめるようにもなるのだそうです。全てが現実世界での出来事なので、テレビゲームより臨場感があるでしょうね。
こういうカワイコちゃんを操れるかも?
たとえばビーチでビキニ美女にインタヴューしてくれる
プレイヤーはカワイコちゃんになったつもりになれる
もちろん行動の全ては、アバターとプレイヤーとの合意がないと成立しませんが、もしもセクシーなお姉さんがアバターとなったりしたら、常識の範囲を超えてエッチな指示を出したり...なーんて可能性もゼロではないのかもしれません。
と言いますのも、今なら100ユーロをボンと寄付すれば、「オムニロマンティック・メール/フィメール・アバター」というプランが貰え、バルセロナ在住の美男か美女いずれかとロマンティックで魔法のようなディナーが楽しめるというものもあるのです(もちろんモニター越しにですけど)。
ちなみに開発資金の募集は、12月25日までの約1ヶ月間行われます。33000ユーロが目標額なのですが、11月29日深夜の段階では、まだ466ユーロしか集まっていませんでした。この調子ですとゴールまで、あんまり安泰ではなさそうな気がしますが...皆さんなら、いくらか投資してみたいと思いますでしょうか?
万が一ですが65000ユーロまで資金が集まれば、最低でも1ヶ月間は東京でもリリースされることも決まっていますよ!
(岡本玄介)
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