＞孤児の少年ピーターが、ヒュー・ジャックマン扮する黒髭船長に人間界からネバーランドに連れ去られ、その後、インディアンたちを救い、悪の海賊たちに立ち向かうリーダーになる

100年前の原作よりも遥かに劣化した、
ありがちな量産型の勧善懲悪な冒険モノにしか思えんが…。

原作の、赤ちゃんだったピーターが窓から飛び立っちゃう回想や、
帰ってみるとお母さんはもう窓を固く閉ざしてしまい
ピーターのことは忘れて後から生まれた弟を可愛がっていたシーン、
ネバーランドの他の子供達をウェンディの家で引き取って学校へやっても
ピーターだけは最後までそれを拒否して一人でネバーランドへ帰ったり、
そうしてロンドンで暮らすようになった子供はじき飛べなくなったり、
大人になってから読み直しても味わい深い場面は多いのに。