かぶるだけで瞬時に一人になれるプライバシーバッグ『ナットシェル』


みなさん、狭い場所はお好きですか? 

訳者は狭い部屋は圧迫感を感じてしまって苦手ですが、広い部屋の中で自分だけの狭い空間に収まるのが大好きです。子供の頃、ダンボールの家を作ったことがあると思いますが、あんな感じがたまらないのです。

そして、そんなプライベート空間大好き人間の為に、io9がプライバシーバッグ『ナットシェル』なるものを紹介しましたよ。


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ナットシェル』は非常にシンプルなアイテムです。上半身だけを隠してくれるミニテント、もしくはベビーカーの日よけ部分に似た布製の繭のようなものを頭にかぶって、プライベートな空間を確保するというものです。

ここで非常に残念なお知らせですが、このユニークなアイテムは商品ではありません。画像には「Container Store」で販売中と書かれていますが、これも架空のショップです。

考えたのは、ニューヨークのスクール・オブ・ビジュアル・アーツに通うエデン・リューさん。同校のブログにて、次のように説明されています。

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「Affirming Artifacts」というプロダクトを、サービス、そしてプラットフォームに迅速に変えることを学ぶクラスにて、2016年卒業予定のエデン・リューは『ナットシェル』という、思索的で冒険心に富んだ、現代社会を生きる忙しい人たちに一息つかせる空間を提供してストレスを軽減させることを目的としたアイテムを作り出しました。


生徒たちは「捨てたアイテムを再設計する」という課題を与えられました。そして、7週間で、エデン・リューは捨てられたサンドイッチのラップを使いプロトタイプを作成したりブランディングしたりして、最終的にポッドからインスプレーションを得た休息用のプラットフォームを完成させました。


リューは『ナットシェル』が混雑した場所や職場で気持ちを落ち着かせる手助けとなるプロダクトとなる可能性も期待しているようです。


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io9によると、元々エデンさんは誰にも邪魔されることなく静かな空間で昼食をとりたい人のために、プライベートポッドを作ろうと考えていたのだとか。

プライベートランチ用ポッドであろうと、プライバシーバッグであろうと、自分だけの小さな空間があるのは、このご時世、贅沢な気分が味わえていいですね。はたから見たらシュール極まりない格好だと思いますが、ぜひ経験してみたいです。


Is This "Privacy Bag" a Sign that We Are Living in Dystopia?[via io9]

中川真知子

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RSS情報:http://www.kotaku.jp/2014/11/is-this-privacy-bag-a-sign-that-we-are-living-in-dyst.html