H.R.ギーガーは、ひねりの効いた生物的で機械的なデザインを得意とするアーティストです。『エイリアン』のデザインで知られる同氏ですが、単なる肉や臓物を描いても一癖も二癖もある作品に仕上げるようです。
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今日は、io9が取り上げたギーガーの肉々臓物風景画を紹介したいと思います。傷口や臓器が苦手な人には少々閲覧注意かもしれません。
ギーガーの肉の風景画で最も有名なのは、1973年の「Penis Landscape(ペニス風景画)」もしくは「Landscape XX」と呼ばれる男根が女性器に挿入された状態が複数描かれた絵でしょう。
米国のパンクロックバンド『デッド・ケネディーズ』のボーカルであるジェロ・ビアフラさんは、そんな挿入の絵に魅了され、1985年にリリースされた『Frankenchrist(フランケンクライスト)』のアルバムジャケットに起用。しかし、あまりの過激な絵に青少年に猥褻なものを見せたと非難されました。
下で紹介するものはそこまで衝撃的ではありませんが、皮膚や筋肉や血液で作られた『エイリアン』の世界を見ているような、独特な雰囲気を持っていますよ。
ギーガーのアートがもっと見たい方は、Museum Syndicateのサイトをチェックしてみてくださいね。風景画以外の作品も楽しむことができるのでオススメですよ。
トップイメーイジ:Landscape IX via Museum Syndicate
HR Giger [Museum Syndicate via 70s Sci-Fi Art via io9]
(中川真知子)
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