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ただの噂が本当になっちゃったゲームの噂5選

2014/11/16 12:30 投稿

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嘘がまことになったゲームの噂5選【大きな画像や動画はこちら】

今回Did You Know Gamingが贈る動画では、元々ただの噂として広まったものが、ゲーム製作者たちを影響して実際にゲームの中に登場しちゃった5つのケースです。

出てくる作品は『ストリートファイター』や『マインクラフト』、『GTA』などなど。「都市伝説NPC」、「牛牧場」、「ビッグフット」、などの変な噂が本当になっちゃった5つのケースをご覧に入れましょう。



■『ストリートファイターII』の「シェン・ロン」

ただの噂が本当になっちゃったゲームの噂5選2


『ストリートファイターII』の英語版では、リュウが「シェン・ロンを倒さないとチャンスはないぞ」という台詞があります。このため「おお、シェン・ロンというキャラクターを倒さないといけない...でもそんな奴居たっけ?」と思う人が多数いました。

これは本当は「昇竜拳」の「昇竜」部分を翻訳者が「Dragon Punch」ではなく、中国語読みの「Sheng Long」と間違って訳してしまったことから起きてしまったこと。

Electronic Gaming Monthly(EGM)がエイプリルフールネタとして「シェン・ロンは隠しキャラ」という説が発表され、有名になりました。このシェン・ロンの噂は、豪鬼と剛拳のアイデアの元となったともされています。

また、2008年には『ストリートファイターIV』の公式ブログのエイプリルフールネタとしても登場しています。


■『マインクラフト』のHerobrine

ただの噂が本当になっちゃったゲームの噂5選3


『マインクラフト』の中で、主人公スティーヴと同じ姿だけれども目が白い「Herobrine」というNPCに突然出くわし、追いかけられる...という噂がありました。

噂では、『マインクラフト』の製作者であるマルクス・「ノッチ」・ペルッソンさんが、亡くなられた彼の兄弟へのオマージュとしてゲーム内に作ったキャラクターとのことでした。

しかし、ノッチさんは公式にHerobrineの存在を否定し、死んだ兄弟も居ないと行っています。実際には『マインクラフト』プレイヤーの手の込んだイタズラで、画像を加工して「Herobrineの写真」とされる画像が公開されたり、ゲームのストリーム中に「Herobrineが現れてそれに恐怖し叫んでストリームを終了させる」という事を自作自演したユーザーがいたのです。

後に『マインクラフト』開発チームもこの冗談を楽しむようになり、ゲームのプロモーション用画像などに登場させたり、パッチノートで「Herobrineを削除した」などと書かれたりしています。

以前コタク・ジャパンで紹介したファン動画ではこのHerobrineが戦いの神として描かれていたりもします。


■『ディアブロ』の「カウ(牛)・レベル」


1996年にBlizzardより発売され人気を博したアクションRPG『ディアブロ』。ファンたちはゲーム内に秘密のステージ、「カウ・レベル」があるのではないかと噂をしていました。

開発社たちはこの噂を気に入ったようで、『ディアブロII』では実際に「Moo Moo Farm」という二足歩行でハルバードを持ち「モゥモゥ」と話しながらプレイヤーに襲いかかってくるレベルを作っちゃっています。

そこにたどり着くためには(1作目にも登場した)ワートという少年の死体から義足を手に入れ、アクト1の町中で、義足とタウンポータルの書をホラドリムのキューブで合成することでたどり着くことができます。これだけでもややこしいですが、『ディアブロIII』での「カウ・レベル」への行き方はもっとややこしくなっています。

この「カウ・レベル」のネタは、Blizzardの『ワールド・オブ・ウォークラフト』や『スタークラフト』内でもネタにされている他、小説家マシュー・ライリーによる『7ワンダーズ』の続編、『The Six Sacred Stones』内でも言及されています。


■『モータル・コンバット』のErmac

ただの噂が本当になっちゃったゲームの噂5選4


こちらも『ストリートファイターII』のシェン・ロンと似た感じではありますが、『モータル・コンバット』には「Ermacs」という隠しキャラがいると噂されていました。これはアーケード版『モータル・コンバット』で、アーケードの設定メニュー「Game Audits」内に「ERMACS」と記されている事に起因しています。

実際にはこれは「Error Macros」という専門用語で、ゲームがクラッシュしないようにするためのものなのですが、ちょうどその「ERMACS」と表記されているところの真上には「REPTILE BATTLES」と表記されていたのです。

この「REPTILE」というのは本作の隠しキャラであったこともあり、「Ermacs」も隠しキャラだろうと思う人が多かったよう。

しかし後にEGM誌にファンが画像付き(その姿は赤い忍者)送った「Ermacsをアンロックする方法を見つけた!」とする記事が掲載され、その存在を信じる人が多かったのだそう。後に製作者達はテレキネシスパワーを持つ忍者キャラクターとしてErmacを『Ultimate Mortal Kombat 3』に登場させています。


■『グランド・セフト・オート』のビッグフット


『グランド・セフト・オート サンアンドレアス』の主人公CJの部屋には、森のなかに怪しい人影のようなものが見える写真が登場します。ファンたちは森のなかにビッグフット/サスクワッチがいるはずだと推測しました。しかし実際には森の中をいくら探しまわってもその存在は確認できずじまいでした。

後に製作元のRockstarは『レッド・デッド・リデンプション アンデッド・ナイトメア』内にサスクワッチを登場させており、これを殺すと「Six Years in The Making」(制作に6年)という実績が解除されます。

これは『GTA:サンアンドレアス』の発売日である2004年10月26日からちょうどピッタリ6年後の2010年10月26日に『RDR:アンデッド・ナイトメア』が発売されたことでついたもの。

その後2013年の『グランド・セフト・オートV』のサイドミッションでは、ビッグフットが登場...かとおもいきや、出てきたのはビッグフットのきぐるみを着たおかしな人でした。もしかしたら次の『GTA』では本物のビッグフットが出てくるかも?

今回紹介したもののように、開発した人たちも楽しんでくれる噂は本当になっちゃうこともママあるみたいですね。皆さんが本当であって欲しいゲームの噂も、声を大にして噂を広めていけばそれが本当になる日が来るかもしれませんね。


[via Kotaku

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