日々の生活に苦労している子どもに少しでも楽しんでもらいたいという気持ちから、3Dプリントで子供用アイアンマン多機能義手を開発した人がいるようです。

本物のアイアンマンのように手をかざすポーズもとれるし、なによりとっても恰好いいんですよ！

開発者のパット・スタースさんは、次の3つを目標に子供用義手を作ったそうです。

そして、デザインのゴールは次の3つ。

指はかすかに開いており、よりパワフルな外見をしています。動画の後半で明かされていますが、この指が開くようになっているお陰でアイアンマンポーズが可能になっています。

手首を覆う部分にはテンショナーのカバーが付いていて、スナップで取り外しできるようになっています。横のモジュールを取り外して下のカバーを外し、腕を義手の中に入れます。手首の部分にストラップが必要な場合、その用意もできるようです。

手首を下に曲げると指が閉じ、上げると指が開く仕様になっています。シールドはスライドヒンジのメカニズムになっており、中にはレーザーのようなライトが付いています。

その他、この義手はモダンテクノロジーのコンテナにもなります。例えば、マイクロコントローラー、ワイヤレスデバイス、スマートウォッチ、センサー、振動測定計、NFC（近距離無線通信）、RFID（微小な無線チップにより人やモノを識別・管理する仕組み：e-wordsより参照）などです。

現時点での環境は、Arduino、低出力Bluetooth、リチウムポリマーバッテリー、USBバッテリーチャージャー、LED、フルカラーLED、そしてボイスコントロールも付いています。

手を曲げた状態で「ファイアー・ザ・レーザー！」と命じると、シールドの中LEDがレーザーが点灯します。また、アイアンマンのポーズをとった状態で「ジャービス、スラスターズ・オン！」と言うと、フルカラーLEDライトのリングが点灯します。これは子供だけでなく大人も興奮してしまいそう。

こんな素敵な義手、子供なら誰でも欲しくなっちゃいますね。やんちゃ盛りの子供が普段使いできるものではないかもしれませんが、子供の喜ぶ顔が見れる事間違いなしなので、義手を必要としているお子さんをお持ちのお父さんお母さんはパット・スタースさんにコンタクトを取ってみてはどうでしょうか？　

Artificial Iron Man Hand Makes Kids Feel Like Tony Stark［via Kotaku］

（中川真知子） 

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