『マッドマックス』の熱狂的なファンが砂漠に大集合する「Wasteland Weekend」というイベントをご存知でしょうか?
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基本的にはミュージックフェスティバルなのですが、他のフェスと違うのは、スパイクだらけの革ジャンに身を包んだ男女が、殺傷力の高い武器(勿論フェイク、多分)片手に世紀末改造された車で砂埃をまき散らしながら暴力と荒廃した世界を堪能しながら音楽を楽しむ「リアル『マッドマックス』堪能イベント」ということ。
そんなコアなイベントが先月下旬に開催されたと「Truck Yeah!」が伝えました。
イベントの雰囲気は、去年開催されたWasteland Weekendの公式ハイライト動画から感じ取って下さい。
もの凄くワイルドです。みなさん、荒ぶってますね。これだけじゃ足りなかった方には、もう1本見ていただきましょう。
モンスター・カルロ(モンスターとモンテ・カルロをかけてます)でWasteland Weekendに向かうロン・グリフィスさん。パッと見は何処にでもいる気の良さそうな中年男性ですが、彼は1979年公開のメル・ギブソン主演世紀末映画『マッドマックス』の超が付くファン。
グリフィスさんはカリフォルニアシティのモハーヴェ砂漠で車の修理工場を営んでいて、普段はラスべガスの砂漠の熱でやられた観光客の車の修理に追われています。彼は『マッドマックス』の映画を見た瞬間から、あの車を自分で作りたいという夢を持っており、仲間と共にこのモンスターを作っていたのです。
シボレーのモンテカルロをアレンジしたこのモンスター・カルロは、2013年のWestland Weekendのベスト・カー・オブ・ザ・イヤーに輝いた芸術品。1年に1度開催されるこのイベントの時だけ運転出来る特別な車(登録も出来ませんし)ですが、いつの日かカリフォルニアのフリーウェイで見かけるようになるなんてことも...ないですよね。
荒くれ共が大集合するWasteland Weekendが開かれる場所はロサンゼルスエアポートから2時間半ほど走った砂漠のど真ん中と不便ですが、我こそは究極の『マッドマックス』ファンという人は、この世紀末に対する半端ない拘りを持った人たちが集結する一癖も二癖もあるイベントに参加することを考えてみてはいかがでしょうか? アメリカで2015年5月公開予定の最新作『マッドマックス/フューリーロード』の公開も楽しみですね!
[via Truck Yeah!]
(中川真知子)
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