豆知識動画でお馴染みのDid You Know Gamingが、今回は『ゲームキューブ』に関するトリビアを紹介してくれました。発売から今年で13年となるゲームキューブには、豆知識も盛りだくさん。
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開発中のネタから、幻のモーションコントローラー、変な任天堂ファンたちが集まった販売促進キャンペーンまで、お楽しみください。
マイクロサイズのドルフィン
・ゲームキューブの中のコンピューターチップには、拡大しないと見えないサイズでイルカの絵が描かれている。これはゲームキューブのコードネーム「ドルフィン」からきている。
・ゲームキューブのゲームにイルカが出てくるのもこのコードネームからきている。ローンチタイトルのひとつである『ピクミン』では、主人公キャプテン・オリマーが乗っている宇宙船が「ドルフィン号」だし、『スーパーマリオサンシャイン』の舞台はイルカの形をした島「ドルピック島」(英名:Isle Delefino)。
『スーパーマリオサンシャイン』も『ゼルダの伝説 風のタクト』も海がよく出てくるのはゲームキューブの「ドルフィン」というコードネームと関連しているのではという説も。
イルカっぽい?
・ゲームキューブのグラフィックチップの名前もイルカっぽい「Flipper」(フリッパー)。
・「ドルフィン」というコードネームが付く前は、任天堂内ではニンテンドー64の後継機は「N2000」という名称だった。
・西洋ではゲームキューブの略はGCN(GameCube Nintendo)、日本ではもっと理にかなったNGC(Nintendo GameCube)という略が使われている。
・任天堂は「ゲームキューブ」という名称のモーションコントローラーの特許を取得し、初期プロトタイプを制作している。その開発はかなり進んでいたため、ゲーム会社ファクター5はローンチタイトル『スター・ウォーズ ローグ スコードロン II』で使おうとしていた。
ニンテンドー64の時にもファクター5は最新技術に手を出しており、開発されたばかりの「メモリー拡張パック」を使用して『スター・ウォーズ 出撃! ローグ中隊』のグラフィックの質を高めようとしたが、任天堂は当初拡張パックをハードウェア周辺機器と共に使用してもらおうと考えていたためにそれにノリ気ではなかった。
しかし、『Turok 2: Seeds of Evil』で拡張パックを使用したグラフィックの改善を目にし、任天堂は使用を許可している。
・ゲームキューブは、シリコングラフィックス社の任天堂担当部門(Nintendo Operations)のトップであった、グラフィックエンジニアのウェイ・イェン博士率いるチームにより開発され、開発には4年間の年月が費やされた。シリコングラフィックス社の任天堂担当部門はニンテンドー64の基礎アーキテクチャのデザインも担当していた。
こんなものがあったのですね
・ゲームキューブの核となるデザインでは、ニンテンドー64の周辺機器のサポートもなされていた。振動パックやコントローラパック、キーボードやマウスまで対応しており、例えば『ワリオワールド』などではその事に関して書かれています。ゲームキューブのサービスディスクもバージョンによってはニンテンドー64のコントローラーを認識できた。
・ゲームキューブの製作中に任天堂は様々な技術デモを作り、ゲームのグラフィック性能の向上をゲーム製作会社にアピールした。2002年にリリースされたインタラクティブ・デモでは、新しいピーチ姫のお城を探索でき、大きなテクスチャやライティング、影、アンチエイリアス、ポリゴン数の多さなどを見せるものだった。
懐かしいですね
・2000年の任天堂スペースワールド展示会では、『ニャースのパーティー』というミュージックビデオ風デモが出て、3Dで描かれたポケモンたちや、エレキギターを持ったニャースが出てくるものが登場。
「これは新作『ポケモン』ゲームのティザーでは?」という憶測が流れたものの、どうやら違ったようで、この技術デモの1年ほど前に放送されたアニメ『ポケットモンスター』の7代目エンディングを元にしたもの。
だいぶ後になってゲームキューブで出た『ポケモンチャンネル ~ピカチュウといっしょ!~』でも「ぼくたちピチューブラザーズ・パーティはおおさわぎ!」の最後で似た光景が見られる。また、『大乱闘スマッシュブラザーズDX』のニャースのトロフィー画面でも『ニャースのパーティ』に関する記述がある。
・ゲームキューブは任天堂のゲーム機のなかでもマリオがローンチタイトルにならなかった珍しいゲーム機。その代わりに『マリオ』シリーズの世界観の作品として出たのは『ルイージマンション』だった。
・2002年以降、ゲームキューブが全世界で発売されてからは、プレイヤーたちによってゲームキューブのスタートスクリーンで面白い隠しネタがいろいろ発見されている。
中でも有名なのはスタート時のアニメーションが流れるところでZボタンを押していると違うサウンドエフェクトが流れるというもの。他にも、4つのコントローラーが接続されている場合には、歌舞伎のお囃子風のサウンドエフェクトが流れる。
ッ刷り込みの様に様々な場所で
・スタートスクリーンのゲームキューブロゴにマッピングされているテクスチャは、ゲームキューブで出てくるどのツルテカなオブジェクトにも使われているテクスチャで、『時のオカリナ』、『ムジュラの仮面』、ニンテンドー64のロゴなどでも使われている。
・ゲームキューブのメニュースクリーンのアンビエント音楽は、90倍のスピードで再生すると、ファミコンの起動音!
・任天堂はコンソールの販売キャンペーンにユニークな事をすることでも知られている。ゲームキューブがE3で発表された時のキャッチフレーズは「The Nintendo Difference」、何よりもエンターテイメントを重視した会社として、他の競争相手とは違うことをアピールしたものだった。
本気でサッカーをするマリオ
後のCMなどでは「Born to Play」(遊ぶために生まれてきた)というキャッチフレーズ。今後発売されるゲームのCMは、キューブ状のロゴが回転し、「ゲームキューブ」というささやき声が聞こえるものだった。
・一番奇妙な広告キャンペーンは、「What Would You Do for Nintendo Game Cube?」(ニンテンドーゲームキューブのために、あなたは何をする?)というコンテストで、任天堂のファンたちが「オレが一番のファンだ」ということを証明するためスタントをこなしていくというもの。
このコンテストは2002年11月にサンフランシスコで最終ラウンドを迎えます。
参加者の中にはマリオとピーチ姫のコスプレをしていて、コンテスト中にプロポーズするカップルがいたり、マリオの格好して口笛でマリオのテーマを吹きながら任天堂のゲーム機でジャグリングをする人がいたり、調味料と自分の舌を使って任天堂のロゴを書く男の子、ゲームキューブと同じ大きさに作られた、未調理スパムやチョコレートシロップ、猫の餌で作られたゲームキューブレプリカを食べる女の子などがいました。
もはやよくわからないコンテストに
結局ゲームキューブを手に入れることができたのは、髪を剃って体に青く色を塗り、頭に葉っぱを付けてピクミンになりきって、虫を食べた男性。この男性はゲームキューブの他にもゲームボーイアドバンス、ゲームのセット、5000ドルが貰えましたとさ。
ゲームキューブのメニューで流れていたのは遅く再生されたファミコンの起動音だったんですね。でもゲームキューブを手に入れるために虫まで食べちゃうとは凄いファン力、その情熱をなにか別のことに向けたらいいのに、と考えださずにはいられませんが、そんな無駄なことを考えるよりも、しばらく遊んでいなかったゲームキューブを引っ張り出してきて遊んだほうがきっと楽しいはず。
いろいろ豆知識も得たことだし、起動時にZボタンを押しながら懐かしいゲームでも遊んでみましょう!
GameCube - Did You Know Gaming [DYKG@YouTube via Kotaku]
(abcxyz)
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