データは単なる数字ではありません。その数字は様々なことを語っているのです。しかし、ただ単にストーリーや裏を語るのではなく、味を表現したら...?
io9によると、ある統計家がデータを茶色くってシュワシュワする美味しい飲み物に変換する実験をしているらしいのです。
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ニーサン・ヤウさんのブログ「Flowing Data」によると、統計家は、作曲や食事を作るような、私たちの身の回りのものをデータを当て込むデバイスにするコンセプトを探し求めているのだそうです。そんな中、ヤウさんはデータをビールにするという天才的アイディアを思いついたのだとか。
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私は好奇心が強く、料理が好きです。そしてデータも大好きです。料理とデータを組み合わせたら何が起こるでしょうか。食べ物はバーグラフ以外でデータを理解する上での助けになるのでしょうか?
ちょっと待って、私はビールも大好きです。データとビール。多変量ビール。これだ、やるしかない...。
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ヤウさんはアメリカ国勢調査局がリリースしたAmerican Community Surveyの最新データをベースにビールのレシピをはきだすプログラミングを開発しました。このプログラムがレシピを作るために使った統計は次のようなものです。
•最低でも学士号を持っている人の割合
•就労している人の割合
•健康保険に加入している人の割合
•平均収入
•人口密度
•白人、黒人、ヒスパニック、アジア人の割合
ヤウさんは次のようにコメントしています。
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ビールのすばらしいところは、深みがあるところです。ボディ、苦み、泡もち(ヘッドリテンション)、ホップの特性、色、アロマ、アルコール度数...、他にもまだまだあります。様々な材料がビールの外見、味、香りに影響を及ぼします。
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まだ開発段階ではありますが、ビールのレシピは次のような数字を元に作られているようです。
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•より素晴らしい泡もちは高い教育や知識、教育で増えます。なのでCarapilsと呼ばれる穀物を加えます。
•ホップのアロマの強さは雇用の割合の高さを意味しています。これは煮沸の終わりとドライホッピング(ある程度完成に近づいたビールに直接ホップを投入するテクニック:Japan Beer Timesより参照)の時にホップから出ます。
•健康保険の加入者が増えるにつれ、ライ麦のスパイスと複雑さがビールに加わります。色の深みと味わいの濃淡の濃さは、より高い平均世帯収入とクリスタル・モルト40から来ています。
•ホップの苦味と味の強さは、人口密度の高さから来ています。また、カスケード、センテニアル、シトラ、ウォーリアー、マグナムといったホップの種類は特定の人種の多さに比重します。
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オリジナルのラベルも作成
また、このプログラムは、上の画像のような個々のビールのラベルのスケッチも作るのだそうです。
こうなると気になるのが、国毎に外見やアロマ、味に大きな違いがあるのかどうか。しかし、この答えはまだ出ていないそうです。というのも、抽出に半日かかり、発酵には最低でも1ヶ月要するから。この疑問に対して、ヤウさんは「乞うご期待」と話しました。
Transforming Data Into Beer Could Be The Greatest Idea Ever[via io9]
(中川真知子)
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