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io9が右手の無い3歳の少年がアイアンマンの義手を手に入れたというニュースを紹介しました。KHON2 Newsが少年の祖母に電話インタビューをして、その時の様子を伺ったようですよ。
3歳のレイブン・ブッバ・カヘイ君は、羊膜索症候群(英名:amniotic band syndrome)が原因で右手が不自由な状態で生まれました。徐々にいろんなことが理解できるようになると、妹には両方の手があるにも関わらず自分には無いということに気付き、ショックを受けたのだそうです。
そして、自分も妹のように手が欲しいと訴えたのです。
そんな孫の姿に心を痛めた祖母のルーラン・ワイキキさんは、インターネットで寄付金で運営されているE-Nablingという非営利団体が、3Dプリントを使って義手を作ってくれることを知りました。
以前は、患者が最大で4万ドルというお金を負担して商業的に作られた義手を手に入れていたのですが、3Dプリントのお陰で50ドルという超低価格で作ることが可能になったのです。
そうして出来上がったのが、ブッバ君専用アイアンマンハンド。届くや否や装着したブッバ君は、ボールや玩具を掴むのではなく自分の手を握って、その感触を噛み締めてはしゃいだようです。動画では聞き取れませんが、「自分の手を握っている!」と言って喜んだとワイキキさんは話しました。
この義手はE-Nablingより無料で提供され、ブッバ君の成長に併せて新しい物を提供してもらうことになっているのだそうです。
義手を手に入れたブッバ君の生活や人生は大きく変わりました。ワイキキさんは、ブッバ君のように悩んでいる人たちがこのような助けを得られることを願っているそうです。幼い少年が自分の手でしたかったこと、それが手を掴むことだなんて胸が痛くなります。
私たちに取って当たり前のことが、彼にとっては、大きなことだったのです。これからは超クールなアイアンマン義手でいろいろなものを掴んで欲しいですね。
[via Geekologie via io9]
(中川真知子)
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