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それは、まさに宝石箱。(※トップ画像はイメージです)
お弁当は、食品であり、愛情であり、そしてアートでもあります。お腹をすかせた子供が、蓋を開けて、そこに大好きなプリキュアのキャラクターがいたら? それはきっと大喜びしますよね。自然と「ぱあぁっ」とした笑顔が生まれるに違いありません。
......大人もでも「ぱあぁっ」としたい。
キャラ弁は小さなお友たちだけのものでしょうか? 否! 大きなお友達だってキャラ弁食べたいのです。お弁当の蓋を開けたら大好きなプリキュアに迎えてほしいのです! 35歳一児の父だって、ぱあぁっとさせて欲しいんだ!
例えばそう、ぼくもっ! こんなっ! プリキュアキャラ弁が食べたいッッ!
(参考画像:♪ちいさなせかい♪)
しかし、いい大人が齢60を過ぎた母に、「プリキュアのキャラ弁が食べたいの」なんて口が裂けても言えません。妻に頼んでも却下されました。じゃあいいもん、自分で作るもん! 目指すべきは上の画像のような、海苔とチーズで描くプリキュアキャラ弁。切り抜きはかなり難しそうですが、志は高くあるべきです。
以前「みどりの日」に嫁が描いたなおちゃんを素材に「なお弁」を作ってみようと思います。2階調化したなおちゃんを印刷し、裏に海苔を重ねてカッターナイフで切り出します。白い部分を抜くように、慎重に刃をいれていきます。ごめんねなおちゃん。
主要部分が抜き終わりました。これでひとまず刻印部分は完成です。
引き続きお弁当に入れるおかず部分を作ります。アスパラベーコン、タコさんウインナーはお弁当の一軍ですね。
頑張って「なお弁」を作っている間、嫁は我関せずとペヤングを作っていました。ふっ、せいぜい貴様はインスタント焼きそばで空腹を紛らわせるがいいさ。そこには蓋を開けた時の「ぱあぁっ」も無かろうに。クックック...。
いよいよお弁当の完成です。美味しそう! さっそくいただきまー......。っと、肝心なものを忘れていましたね。このままではただのお弁当です。今回作るのはプリキュアのキャラ弁。ここからが本番ですよー!
ご飯の上に背景となるチーズを乗せます。これでキャンバスは完成。そしていよいよ......。
なおちゃん(?)を乗せてできあがり。
「ぱあぁっ......嗚呼...」
「嗚呼......。」
ごめんね。みんなごめんね、特になおちゃんごめんね。
僕の雑なカッターじゃこれが精一杯でした......。
しかし料理は愛情! 見てくれこそイマイチですが、これは僕自身が一生懸命思いを込めて、愛情いっぱいで作り上げた「なお弁」です。美味しくないわけがございません。いつもの味気ないお昼ごはんとはまた違う、至高の1食を確かに味あわせていただきましたよ。ありがとう、プリキュア、ありがとうなおちゃん、そしてありがとう僕!
自分の愛情を、自分で食いあげる。これは永久機関のような究極のセルフ愛の姿です。上級者のみなさんはぜひお試しください。
最期にお目直しとして、参考にさせていただいた「♪ちいさなせかい♪」さまの見事なキャラ弁をご紹介しますね。うちも子供が大きくなってプリキュアがわかるようになったら、このレベルのお弁当を作ってあげたいなぁ。
自分で「ぱあぁっ」っとなるのもステキですが、子供の「ぱあぁっ」はきっと格別ですよね。そうできるように、今後もキャラ弁修行、頑張ってみようかなぁ。
(キュアコグレ)
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