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古代より蛇や龍を崇め、恐れる人類は...彼らに支配されている!?
皆さんは、人類がヒト型爬虫類の「レプトイド」、またの名を「レプティリアン」によって支配されているという事実をご存知でしょうか? 彼らは竜座や北斗七星、オリオン座などを拠点としており、太古の時代に地球を訪れたとされています。
そしてレプティリアンは「可視光線」の領域にはいないため、人間の目には視えない「次元間存在」として生き続けているのです。
イルミナティなどのエリートたちが、実はこの「レプトイド」たちによって操られていると提唱している陰謀論があり、こうしたミステリアスな存在がヘヴィ・メタル・バンドを魅了し続け、重金属はますますその輝きを増すのです。
以下では、「io9」が取り上げたそれらのバンドを3組ご紹介します。それに伴い、恐ろしい支配者「レプトイド」、または「レプティリアン」の実態についても考えてみましょう。
ヘヴィ・メタルの世界観は、臭いものに蓋をするようになった醜い大人になっても、ピュアなハートを忘れずにいる超絶技巧ミュージシャンたちによって生み出され、聴く側もまた蓋をしたくないと日々葛藤している、あたかも『ピーターパン』のようなハートを持った純粋な人たちが多いと思われます。
そこへ、陰謀論を唱える反体制寄りの著述家が「人類は爬虫類人によって支配されている」なんて最もめいた話を始めたらどうでしょう? きっとメタル界の住人は真っ先に食いついきますよね。
その陰謀論を提唱している人物の名前は、デイヴィッド・ヴォーン・アイク氏。人類で代々選ばれてきた、エジプトのファラオやアメリカ合衆国大統領、イギリス女王といったリーダーたちもまた、レプトイド側の爬虫類であり、彼らによって極秘裏に選出されてきたのだと、何冊もの本に書いたりしている方です。
そしてシュメールおよびアッカドの神話に関係する神々の集団「アヌンナキ」、または古代インド神「ナーガ」、そして旧約聖書でイヴを誘惑した蛇は、どれもがこのレプトイドなのだというからオドロキです。
信じるかどうかはアナタ次第ですが、まずはそんなレプトイドに触発されたアメリカのドゥーム・メタル・バンド「ハイ・オン・ファイアー(High On Fire)」による一曲、『サイクロピアン・スケープ』をお聴き下さい。
掻い摘んで歌詞を拾ってみますと...。
爬虫類人種が黄金の時代に生きる人類と交配し、レムリア人の棘が王権を奪う。
アトランティスの鍵は深く沈み破壊され、社会のレプトイドの夢を通じて血脈の王は堕ち、破壊的激変の中アヌンナキは生き残る。
水面下の神社の大陸、大海原の金庫が時を留める。
恩恵は蛇の路に在ると言い、呪いと嘘が暴かれる。
蛇の牙が体内深くへ刺さるように、彼らが支配する。
という雰囲気でまさにドゥーム(破滅)しています。
「io9」のフィル・フリーマン記者が、このバンドのヴォーカルであるマット・パイクさんにインタビューをしたところ、彼はおそらく本気でレプトイドを信じているわけではなく、ヘヴィ・メタルの曲として絶好のテーマであり、面白いから書いた、という印象だったそうです。
続きまして、2003年にカリフォルニア州で結成されたテクニカル/ブルータル・メタルの「エンブリオニック・ディヴァウアメント(Embryonic Devourmen)」による『イーティング・ザ・フレッシュ・オブ・ゴッズ』をお聴きください。
「神々の生肉を食べる」という意味のタイトルですが、このバンドは「ハイ・オン・ファイアー」よりレプトイドの話をもっと真面目に捉えているようです。アルバム『フィアー・オブ・リアリティー』の1曲目であるこの曲、歌詞の意味は大体こんな感じです。
我々は人肉の中に潜むレプティリアンたちの運命の予言により生かされている。
発展した機械から来た人間たちが、皇族の血脈を締め付け、軍隊を使い解決する為に神に操られる。
我々はチェスの盤上の駒のように、レプティリアンたちの薄汚いゲームで遊ばれている。俺たちは小さな種から育てられた犠牲であり、レプティリアンたちの食物だ。
薄明かりの洞窟に連れて来られ。古代の知識により保管されていた特別な食事を見せられ、神の生肉を食べるよう従わされる。
飢えたトカゲが肉を貪る。純粋な血を得るために。そして視えるのだ。
ということで、神の肉を食わされた人間がヒト型爬虫類に変貌し、強大な力を得て新たな周波数を操り、その力に驚く...といった内容のものです。
意味深で何かを比喩、または示唆しているように取れなくもないかな、という感じもします。
ラストはカリフォルニア州出身、テクニカル・デス・メタルの「ザ・フェイスレス」。タイトルは『リージョンズ・オブ・ザ・サーペント』。クラシカル色が強く、3拍子を取り入れた高度で難解なリフが炸裂します。ホントにテクニカルでビックリ。
では再び、歌詞をみてみましょう。
始まりの日を連れてこい。地獄の爬虫類人たちの天罰が現れる。
地球を保持する者、厳格な法の番人の軍隊が古代の盟約を強要する。
太陽の光球を吐き出し、蛇の秩序はもう潜むことはない。
次元の扉が向こう側へ神を呼び出し、生暖かく血塗れた生贄が、永きに渡り隠れていた生命体の渇きを癒やす。
全次元に仕える者、身の丈高く奇妙で血に飢えた兵士たちが混成生物に取り憑くべく送り込まれる。
次元の支配、世界の狭間で扉を護る者、破壊の奨励者、無知の栽培者、悪意の産畜家、占領の魔法使い。
というように、次元の向こう側からやって来る爬虫類の侵略者たちが復活し、地球人が生贄になってしまう恐ろしい歌となっています。非常にSFホラーですよね。
このアルバム『プラネタリー・デュアリティー』は、全曲がデイヴィッド・アイク氏の著書『ザ・チルドレン・オブ・ザ・メイトリックス』からインスパイアーされて生まれた、コンセプト・アルバムとなっています。
「ザ・フェイスレス」なりのSF色が濃く打ち出された良作なので、全曲通して聴いていただきたいと思います。
なのでもし気になったら、ぜひとも上記YouTube動画からおすすめリンクを辿って掘り下げてみてください。
ここで挙げたのは3つのバンドだけですが、他にもシカゴにはその名もズバリ「レプトイド」というバンドがいますし、探せばヒト型爬虫類による侵略や蛇神信仰を歌ったメタル・バンドも数多く存在することでしょう。
ちなみにですが、以前の記事「史上最もヘヴィ・メタル魂を感じるSFストーリー7選」では、SF映画『イベント・ホライゾン』をサンプリングした曲や、H.P.ラヴクラフト小説に感化された「メタリカ」の曲などをご紹介しました。
「レプトイド」または「レプティリアン」の話は、ひょっとしたらマジで現実に起こっていることなのかもしれませんが、以前の記事と同じく、やはりこのストーリーにも鋼鉄主義「メタリズム」を感じずにはいられませんよね。
全国666万人のメタラーの皆さん、そして陰謀説を信じている方々はどう思われましたでしょうか?
トップ画像:マルコ・ハスマン『Vivid Interpretations of the Void』表紙より
Reptoids have infiltrated the world of heavy metal[io9]
(岡本玄介)
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