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へぇ、知らなかったな。
これまで、『ポケモン』豆知識、『ストファイ』豆知識、ゲームボーイ豆知識などをお伝えしてきましたが、『ゼルダの伝説』シリーズにも、数多くの豆知識がつまっています。
あの作品は実はあの作品のリメイクプロジェクトが元になっていたり、ある作品のトレーラーでリンクが戦っている相手のテクスチャがマリオと同じだったりと...興味深い豆知識の数々を覗いてみましょう!
■『時のオカリナ』は、日の目を見ることのなかった『リンクの冒険』のリメイク版に強く影響を受けている。
任天堂は『スーパーマリオ64』よりも以前にスーパーファミコンで『リンクの冒険』のポリゴンリメイク版を考えていたそうですが、ゼルダシリーズ開発者の小泉 歓晃さんは、これを「薄っぺらいポリゴンのリンクが横向きに剣で戦う」と形容されていたよう。
■チャンバラ!
剣闘に関しては、所謂「チャンバラもの」に影響を受けており、このチャンバラからの影響は『時のオカリナ』にゲームプレイとストーリー受け継がれることになったとか。『時のオカリナ』の発表当初のトレーラーからも剣闘=チャンバラに重きが置かれていたことが見て取れます。
■『時のオカリナ』トレーラーのリンクはマリオと戦ってる!
『時のオカリナ』発表当初のトレーラーでリンクが戦っている騎士のテクスチャは『スーパーマリオ64』のマリオのテクスチャと全く同じ。トレーラーの背景もあまり映らないことから、このトレーラーはゲーム開発のかなり初期の段階で作られたものではないかと想像されます。
■『時のオカリナ』以外にも、リメイク版を元に作られたゼルダ作品がある。
ゲームボーイ版のゼルダ作品は、当初『神々のトライフォース』のリメイクも考えられていました。これがのちに『夢見る島』となります。この証拠となるものが、『夢見る島』の初期のプロモーション用画像に見て取れます。
「Nintendo Power Preview」誌に掲載されていたマップは『神々のトライフォース』のワールドマップと、とても良く似ているのです。『夢見る島』は開発者が楽しみのために非公式なサイドプロジェクトとして始めたものが元となっているそうですよ。
■任天堂xカプコンコラボレーションの裏話
元々望まれていた既存のゼルダ作品のゲームボーイ版リメイクは、任天堂内部スタッフが望んだ出来ではなかったそうです。1999年初め、『ストリートファイター2』プロデューサーのカプコンの岡本 吉起さんは、宮本 茂さんに「カプコンがゲームボーイカラー用に初代『ゼルダの伝説』をリメイクすべき」と提言します。
岡本さんの計画は、初代をリメイクすることでカプコンにシリーズを理解してもらい、後にゼルダの新作を作れるようにすることでした。多くの開発会社がリメイク版ではなく完全新作を作りたがる中で、任天堂はカプコンとコラボレーションすることに興味を持ちます。
これが『ゼルダの伝説 ふしぎの木の実』へとなるのです。本来は3部作だった『ふしぎの木の実』ですが、3作品の間をリンクシステムでつなぐことの難しさなどから3作目はキャンセルされます。
■『ふしぎの木の実』には初代のリメイク要素が
『ふしぎの木の実 大地の章』には、前述の「初代『ゼルダの伝説』のリメイク」的な部分が見て取れます。ゲーム中最初のダンジョンは初代『ゼルダの伝説』の構成に似ていますし、池にある小さな島に死んだ木があるあたりも似ています。
どちらのダンジョンもアクオメンタスがボスとして出てきます。他にも初代『ゼルダの伝説』に出てきたボスたちが出てきます。
■他にもリメイクが
リメイクではないものの、『4つの剣+』をニンテンドーDSにと考えた任天堂は、『4つの剣+』を作った開発チームにDS版を作らせることに。これが『夢幻の砂時計』です。
携帯ゲーム機にリメイク版を作るという試みは、3DSでも行われます。『時のオカリナ3D』が発売された後、宮本 茂さんは『神々のトライフォース』を3DS用にリメイクしたいと考えますが、ただのリメイクではなく、それに「インスパイアされた」別のゲームにすることになります。
ファンへの作品の人気からか『ムジュラの仮面』のリメイクが考慮されたこともあったそうですが、宮本さんはシリーズのプロデューサーである青沼 英二さんに『神々のトライフォース』の3DSリメイク版を頼むことに。青沼さんはリメイクではなく新作を作りたく、宮本さんを説得し、こうしてできたのが『神々のトライフォース2』です。
■『風のタクトHD』の裏話
リメイクというよりはポートに近いですが、『風のタクト』をHDリメイクするというアイデアは、2011年のE3でのHDテックデモ『ゼルダHDエクスペリエンス』を弄っていた開発者たちから出たものでした。同デモで使われたライティングを『風のタクト』のリンクに適応したところ、印象的な感じになったので、ゲーム内の環境にもこれを適応させることに。
シリーズ開発者、滝澤 智さんは「我々は、『ゼルダHDエクスペリエンス』、『スカイウォードソード』、『風のタクト』の様々なバージョンのリンクを同じ設定で並べてみました。同じシェーダーを使い、同じシェーディングにしたのですが、『風のタクト』のリンクだけ圧倒的に強い印象を与えてきました。彼は不自然なプレッシャーのようなものを感じさせたのです」と語っておられます。
■開発者の奥様もお好き!?
『風のタクト』のゼルダはまた、新たなプレイヤー獲得にもつながりました。ゲームキューブ版の発売後、開発者たちの「ゲーマーではない」奥様たちも作品に興味をもったんだとか。ゲームの画風に興味を持った青沼 英二さんの奥様も、青沼さんが関わったゲームを遊ぶようになったそうです。
■チュチュの声
チュチュの音は2人の男性が口論する音声を早回しして、巻き戻し再生したものだそう。
■占い師の秘密
『トワイライトプリンセス』のハイラルの城下町で占いの館を尋ね、占ってもらうと、一見適当な言葉をしゃべっているように見えますが、逆さから読むと意味をなします。この占い師は日本名「占い師」ですが、英名は「Fanadi」。これはゼルダシリーズの三柱の女神、フロル(Farore)、ネール(Nayru)、ディン(Din)のスペルの頭2文字づつとってつけられた名前なのです。
■ミドナは英語を喋ってた
『トワイライトプリンセス』に登場するミドナは、この作品で一番声の出番が多いキャラクターでしょう。ミドナ役は河本 明子さん。
日本語版ではミドナがしゃべる際に字幕が出るところは混ぜ変えられた英語のセリフ(「まだ決まらないの?」、「ワタシの力で連れて行ってやるよ」、「神聖な魔法で統めようとした者たちに何が起こったと思うんだ?」、「ずっと見てるからな」、「オマエ、バカじゃないようだな」)となっています。
今回も色々と面白い豆知識が出てきましたね。次はどんな作品の豆知識が出てくるのか、「Did You Know Gaming」の次回の動画も楽しみですね。
14 Things You Might Not Know About The Legend Of Zelda[via Kotaku]
(abcxyz)
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