CTスキャンの断層撮影に近いものがあるかも。
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木工などで使用する研磨機、いわゆるベルトサンダーで日用品や木材を少しずつ削りながら撮影された新発想のストップ・モーション『Verschleif』が、とても楽しい。
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まるで透視能力でも備えたかのようにモノの内部があらわになっていく映像は、新鮮な驚きを与えてくれます。
木材やクルミ、変圧器やアナログカメラといった機械類、はては動物の頭蓋骨までを1ミリ間隔で削り、写真をつなぎ合わせることで制作されたという『Verschleif』。ベルトサンダーで削られた面を紙やすりで整えるという工程を重ねながら、丁寧な撮影が行われたのだそう。
木材は年輪のうねりが力強い
変圧器の内部に視覚的にダイヴ
頭蓋骨の内部はこんなに複雑
映像では約650枚の写真データが使用されていますが、ベルトサンダーですべて平面に削られていくため、物体の内部はもちろん、立体的な構造まで見てとれますよね。とてもアナログな方法で撮影されているのに、完成した映像はCG加工されているかのよう。
最近でも「写真をシームレスにつなぎ合わせる」など、さまざまな技法が生み出され続けるストップ・モーションの世界。これからも様々なアイデアで楽しませてくれそうです。
Verschleif[Vimeo]
(キネコ)
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