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みなさんは、私たち人間がどれくらいカロリーがあるかご存知でしょうか? Popular Scienceマガジンによると、ブライトン大学で人類の起源を講演するジェームズ・コール氏は、調理された人間の死体は大凡81.500カロリーだと計算したのだそうです。
カロリーだなんて言われると、瞬時にして人間が食材に見えてくるんだから不思議であると同時に不気味ですね。
コール氏の計算によると、人間の腕だけで1800カロリー近く、ペパロニピザ・ホットポケット(電子レンジで暖めるタイプのペパロニピザ入り総菜パンのようなもの)なら6個分、脚1本なら7150カロリー。
肺2つ、肝臓、そして消化管がそれぞれ約1500カロリー。脳、脊髄、そして神経幹を合わせると2700カロリー。心臓は722カロリーもあるのだそうです。
それにしても、こんな情報が人類の起源の講義に必要なのでしょうか? 実は死体のカロリーは、考古学者が古代文化において儀式的に人を食していたのか、また食材にしていたのかを決定づけるのに役立つのだそうです。
8万1500という数字だけ見ると多いように感じますが、Popular Science曰く、ウマは20万カロリーで、クマに至っては60万カロリー(その多くが脂肪組織ですが)もあるのです。しかも、食べられる部分だけでそのカロリー数というのだから驚きです。
そう考えると人間は大したことないのかも...。ちなみに、人間のカロリーの半分が脂肪組織から来るものなので、栄養価は低いようです。
まぁ、カロリーは別として、人間を食べるのは(本当の緊急時を除いて)倫理的にも問題がある上に、プリオン病の危険性もあるので、ホラー映画の中だけのものにしておきましょう。
注意:この記事は、食人を勧めるものではありません
注意2:ゼッタイに、何があっても人は食べないで下さい
Thinkstock/Getty Images
Ask Anything: Would Cannibalism Make You Fat? [Popular Science via Kotaku]
(中川真知子)
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