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ストップモーションアニメーションが途方も無い作業量だというのは皆さんもご存知だと思いますが、本当に骨の折れる、忍耐が必要な作業だというのが分かりますよ。
このYoutubeの詳細欄に、ジョー・ジョンストン氏が次のようなコメントをしています。
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クラシック3部作ファンの皆さん、これは『帝国の逆襲』でフィル・ティペット、ジョン・バーグ、そしてダグ・ベスウィックがAT-ATのストップモーションアニメーションをしたときの8mmクリップ映像をデジタル化したものです。
35年経った今、初めてこの映像を見た私は、映画を象徴するシーケンスの中のたった1つのショットを作るために、どれほどの作業を要したのかということに心から感心しました。
私は、古風で魅力的なストップモーションを愛しています。これは、失われてはならないアートの形態の素晴らしいサンプルと言えるでしょう。実写にする前に、フレームレートを何度か変更したのを覚えています。後のセッティングで、AT-ATが前進するのが見やすくなりました。
このショットを撮影した黒くて大きなビスタビジョン(画面アスペクト比が1.66:1程の横長画面サイズのこと)カメラは、中央下にあり、シーケンスの、どのショットのアニメーションを付けているかを教えてくれます。
カットシーケンスを見ると、どのショットなのかがハッキリと分かります。そして、左側にあるスタンドのカメラは、アニメーターのリファレンスモニタ用です。
忘れていましたが、殆どのストップモーションのショット用背景を描いたマイク・パンラッツィオの作業中の姿も断片的に撮影されていますね。それと、動画の最後には、(当時アシスタント・アート・ディレクターでミニチュア/視覚効果担当だった)ナイロ・ロディス・ジャメロも映っています。
これは、私にとって、昔のことを突然思い出させるものです。皆さんにも楽しんでもらえたらと思います。ご視聴、ありがとうございました!
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(中川真知子)
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