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エイリアン、スター・ウォーズなど、名作映画のメイキング映像集

2014/04/24 00:30 投稿

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VFXが今程メジャーではなかった頃に製作された映画は、ロボットひとつ動かすにしても大変な努力をしなくてはなりませんでした(勿論、VFXなら簡単だというワケではありません)。
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だからこそ、観客はスクリーンの中に映し出される映像を見る度に、「あの映像はどうやって作っているのだろう」と今以上に不思議に思ったものでした。

今回は、そんな一昔前の超大作のメイキング映像を紹介したいと思います。見応えたっぷりの映像ばかりなので、じっくりとお楽しみください。


■『エイリアン2』「Superior firepower Making of Aliens」


2003年に製作された3時間にも渡る『エイリアン2』のメイキング。前作と比較をすると、如何に『2』が規模の大きな作品だったのかというのが分かります。このメイキングはとにかく長いので、時間のある時にゆっくりお楽しみください。

おすすめは、1時間34分頃から映っている、エイリアンクイーンのサイズや動きに関する試作段階の映像です。また、衝撃的だった医療従事用アンドロイドのビショップがクイーンに真っ二つにされるシーンの舞台裏は、1時間42分頃から。

どうやら、ビショップがクイーンに胸を貫かれた時に吐き出した白い液体は、ヨーグルトとミルクを混ぜたもので、長時間スタジオのライトの下に置かれていたためバクテリアが大量繁殖していたらしく、ビショップを演じたランス・ヘンリクセンは食中毒になって大変だったとのこと。映画作りって色んなアクシデントが起こりますね...。


■『エイリアン』「The Beast Within: The Making of Alien」




南カリフォルニア大学の学生たちが執筆したラフな脚本が、クラシック・SF・ホラーとなるまでは、本当に苦労の連続でした。SFというジャンルが一般受けすると思われていなかった時代だったこと、予算も押さえつけられていたこと監督のリドリー・スコットがストレスにより大荒れだったこと、肝心なエイリアンのデザインを担当するギーガーが気難しい人物だったこと...どんな映画でも製作期間は大なり小なりの問題がありますが、特に『エイリアン』は語るに値する苦労話が本当に多いですね。

映画がヒットし、後に何作も続編が製作されている今だからこそ、明るく話していますが、当時の紆余曲折を丁寧に説明しているこのメイキングは、本編同様、映画界での活躍を夢見る人にとってスリリングで恐怖する内容と言えます。


■『プレデター』


『プレデター』の最大の魅力は、筋肉隆々の汗臭い男たちと、エイリアンと人気を二分するクリーチャーの存在でしょう。そのふたつを存分に楽しめるのがこのメイキング。マッチョな男たちの豪快なインタビューと、あのプレデターの頭部のデザイン秘話を知ることが出来ます。

プレデターの初期デザインは、ヌルっとした頭部ヒョロッとした体を持つ何とも弱々しいものだったそうです。そこで、アーノルド・シュワルツェネッガーが『ターミネーター』で組んで以降、親しく付き合っていたという「スタン・ウィンストン・スタジオ」のスタンに話を持って行ったそうです。そして、彼は日本行きの飛行機の中で、顎が突き出たプレデターの頭部のデザインを描き上げたのだそうです。


■『2001年宇宙の旅』「2001: A Space Odyssey: The Making of a Myth」


完全主義者と言われたスタンリー・キューブリック監督が、宇宙から見た地球の姿を厳密に知る事の無かった時代に、如何にして『2001年』を作ったのかが分かるメイキング。無重力空間でペンが回転する様子を撮影した方法は、単純ながらも感心させられます。


■『スター・ウォーズ』「From Star Wars to Jedi: The Making of a Saga」


マーク・ハミルがナレーションを務めるサーガのメイキング。ジョージ・ルーカス監督は、カンティーナバンドのシーンにあまり満足していなかったのだそうです。というのも、当時はあまりお金が無かった為にエキゾチックなクリーチャーを多数登場させることが出来なかったからなんだとか。ハミル曰く、ジャバ様の宮殿にいたクリーチャーたちこそが、ルーカス監督の納得するものだったそうです。

なお、このメイキング映像はPart7まであります。Part2はクリーチャーの製作シーン。これも必見です。


■『トータル・リコール』「Imagining Total Recall: The Making of Total Recall」


『トータル・リコール』の脚本に惚れ込んだアーノルド・シュワルツェネッガーが、「俺のためにこの映画の権利を買え!」と言ったというのだから、その自信には驚かされます。また、ポール・バーホーベン監督のスタイルに心酔していたアーノルドは、是非とも彼にメガホンを取ってほしいと考え、自ら、監督に交渉しに行ったのだとか。

『プレデター』のキャラデザに関してもそうですが、アーノルドの映画をヒットさせる目は確かのようですね。ちなみに、本作は、結局全ては夢なのか現実なのかが明確にされていませんが、このメイキングでパーホーベン監督は「全ては夢だ」と語っています。


■『ターミネーター』「Creating The Terminator」


クライマックスの、皮膚を失ったターミネーターが動くシーンの撮影風景は必見です。動画の最後の、サラとカイルが窓を割って逃げるシーンでは、クルーが動かしているとは言え、本物のロボットを使っているので、とても迫力がありますね。


■『ターミネーター2』「The Making of Terminator 2: Judgement Day」


トラックの天井部分を吹っ飛ばしたり、4階建てのビルを爆破したりするなど、金に糸目をつけないダイナミックな撮影風景が見れる『T2』のメイキング。この映像を見れば、どうして『T2』がこうも素晴らしい作品なのか、アーノルド・シュワルツェネッガーという俳優やジェームズ・キャメロン監督が一流なのか、というのが嫌という程分かるはずです。

ちなみに、ボロボロになって行くT800を再現する為に特殊メイクを施されるシュワルツェネッガーが、「俺はイケメン過ぎるから、こうやってメイクで程々に見える様にしなくちゃね」という言葉に、シュワルツェネッガー超ラブの訳者は何度も大きく頷きました。


■『スーパーマン』「Superman: The Movie - Making Superman: Filming the Legend」




19ヶ月に渡る撮影、1977年当時最も高額な製作費用、クルーメンバー1000人、そして空飛ぶスーパーヒーロー。全てが別次元だった『スーパーマン』は、本当に空を飛べる人間がいるのだと信じ込ませる映像を作る為に、クルー全員が必死でした。

このメイキングでは、なぜ『スーパーマン』が成功に繋がったのか、またこの映画の為に生み出された技術についても掘り下げて語られています。


■『ジョーズ』「Jaws: The Inside Story」


問題が山積みだった『ジョーズ』の撮影現場。才能溢れる若きスティーブン・スピルバーグ監督は、巨大なホオジロザメが襲いくるというリアルさを表現する為に、撮影場所をセットではなく、リアルな海を希望。

しかし、ロケーションとして選ばれた場所の住人たちは撮影を歓迎しておらず、また、脚本は遅れ気味...。しかも機械仕掛けのホオジロザメは故障が多く、撮影は延び、予算は当初の予定の3倍にも膨れ上がったそうです。結果的に、2ブロック先まで客が列を作る程の大盛況となりましたが、製作中は本当に苦しかったことでしょう。


[via io9

中川真知子

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